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【復習記事】ジェンダー単元

印象的だったお話

非ヒスパニック系白人男性を100%とした時の賃金と比べるとアジア系女性は98.6%なので、意外と高い?と思ったが、それぞれの人種の男性と女性を比較すると、どの人種も多少なりとも男性の方が女性よりも高い水準にあることがわかる。1つのデータだけで分かったつもりにならないことが大事なことがわかった。

大学卒業後すぐの賃金格差はないのに、50代になると男性は41万に対して女性は27万と大きく開きが出てくる。正社員だと男性の方が女性よりも大きく賃金をもらえているが、非正規だとあまり開きが出ない、むしろ女性の方が上回る。つまり、代替がきく仕事につく女性の割合が高い。これは私も実感しているところだし、総じて給料が低い。なぜそうなっているのかを考えないと、永遠に格差はなくせないだろう。

各チームの発表について

とあるチームから出てきた「専業主婦は特権」というワードが印象的だった。私の母も専業主婦だが、母は仕事が嫌でなりたくて専業主婦となったと話していたから、ある意味母にとっては専業主婦は特権なのかもしれないと聞いた時には思った。ただ、その後の美幸さんのお話を聞いて、母は仕事が嫌だと思ったのは単に仕事自体が嫌だったからではなく、女性というだけで仕事をやりづらい環境に追いやられて、仕方なく「マシ」な専業主婦という道を選んだに過ぎないのかもしれないとふと思った。実際お茶汲みは女性の仕事だったし、寿退社が当たり前でもはや女性のステータスとされていた背景を考えると、本当に母にとって専業主婦が最高の生き方で特権なのかと考えると疑問もある。「専業主婦は特権」という言葉に正解も不正解もないが、とてもモヤモヤするワードだと感じた。なぜモヤモヤするのかを考え続けたいと思った。

考えたこと

美幸さんは男女格差が特に大きかった時代をたくましく生きてきた方ということもあって、私たちの想像以上に男女格差を重く受け止めていらっしゃるように感じた。
社会に出たが、まだ周り環境に恵まれていたこともあって、私は男女格差をひしひしと感じる場面はまだそこまでない。ただ、だからと言って、美幸さんたちのこれまでの努力をなかったことにするのは間違っていると思う。「社会的想像力」をもって、いかに私たちが生きている社会が先人たちの努力によって良きものになっているのか、さらに良くしていくためにはどうすればよいのかを、深く考えていく必要があると感じた。「多様性のパラドックス」という言葉があるように、誰もが生きやすい社会を創ることはとても難しい。けれども、一歩でもそんな社会に近づけるように、対話を繰り返す必要があると思う。前回も同じようなことを思ったが、モヤモヤすることは悪いことではないから、なぜを深掘りして考えることを、これからも続けていきたいと思う。

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