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ZINEをつくってみよう!その③|独立日記 本屋への道061

2025.2.11(火)

4連休最終日。ちょっと寝坊。9時起床。慌てて支度。ヨーグルト、バナナ、キウイ、オートミール、ナッツ。そして珈琲。オートミールを食べる時に鳥の餌を食べてる気分になるけど、もう慣れたから平気。

ランダムに入っているミックスナッツの中で、カシューナッツが出てくると当たりの気分。

今日ははじめてのZINEづくり。最終段階の印刷をしに行きたい。この続きだ☟

いざ出陣。うまくできるか。不安だ。

近所のセブン-イレブンで作業開始。2階建ての上階に、コピー機や雑誌、生活用品がひっそりと置かれ、イートインが併設されている。

眺めのいいコンビニのイートイン

空いていた。そういう目で見たことなかったが、この最寄りセブンはZINEを作るのに最適の空間だった。コピー機の横で作業できるのだ。

印刷したら隣で作業できる!

縮小コピー60%だと文字が小さすぎで読めなかったので、70%にして出力してみる。読みづらくはあるが、まぁマシかということで、このサイズにする。出来上がりはA5サイズになる。

まず全16ページを、1枚ずつ縮小コピーする。ハサミで切って、A5用紙にセロテープで貼って面付けしていく。ページ数だけ書き込んだ見本を作っておいたので、それを見ながら左右のページを確認しつつ貼る。

1ページ目のとなりに14ページ。2ページ目のとなりに13ページみたいな感じ。

余白ができたので、ページ下にノンブルもふってみる。

貼り終わった!めくってみると、なんだか違和感がある。なんだろう……?元の日記とだいぶ違う気がするんだけどなぁ。と思ったら、左開きと右開きを間違えていた。横書きだから左開きにしたかったのに……。

全ページ作業してから気づいたのでショックも大きい。しばし茫然とする。そうだ。となりのすき家で昼ごはん食べてこよう。

ビビンバ。温玉のっけ。ごちそうさま。

気を取り直して。いざ後半戦。左開き仕様で貼り直す。ショックを受けたほどの手間はかからず、面付け完成。

面付けしたらこんな感じになった

いざ。印刷!

あ~小銭がもう無いじゃん。下で2000円分両替してくる。そして10部ずつ両面印刷。両面印刷ってミスるよなぁと思ったが、ちゃんとできた。全部間違えないように刷るのに、けっこう気を遣って疲れる。

なんとか刷れた

横のイートインスペースで、ひたすら折る。

この間にイートインスペースには、1組の高校生ぐらいの女の子たちが気だるそうに時間を潰しに来たり。単身の男性客がコンビニ弁当を食べながら電話したりしていた。コピー機を使っていく人も2名ほどいた。ちょうど折っている時だったので、邪魔にならずにすんでよかった。

小学生の頃の学級新聞みたい

手丁合でページを重ねていく。よっしゃっしゃす。とりあえず完成。

ホチキスで綴じようか、どうしようか迷う。なんとなく、綴じない方がいいかと思った。なぜかわからないけど、綴じるとミニコミになるような気がした。綴じなければZINEと言い張ろう。理由はないけど。雰囲気。

オール白黒。両面印刷。1部20円。

とりあえず10部が完成。ふぅ。

次は一気に20部やってみよう。目標は全部で30部なのだ。そう思って、一気に20部セットしたら、片面印刷で20部ガシャーンガシャーンと排出されてくる痛恨のミス。

仕方なく用紙を裏返してセット。試し刷りしたら、セットの方法を間違えてダブってしまう。でもそれが思いのほか味わい深くて、気に入る。これが表紙だったら買ってしまうかも。でも何の本かわかんないなぁ。

本日もっともZINEらしい瞬間が訪れた

さっきは間違わずにできたのに、なぜか2度もミスをして全然思うように刷れなくなる。コピー機にもビギナーズラックなんてあるのだろうか。20部は危険と判断して、また10部に戻して刷る。そして10部折っては手丁合して、という作業を繰り返し、なんとか目標の30部を刷り終わった。

全部で3時間ぐらいかかった。

穏やかな祝日のセブン-イレブンで、はじめてのZINEが完成!そのまま下でスパークリング赤ワイン缶とおつまみを買って家に帰ってひとりで祝杯をあげる。

はじめてのZINE完成!

こういう時、赤ワインこぼしたりするよね、と思って写真撮ってすぐ片づける。書店員時代にバックヤードに差し入れのお菓子などがあると「本のそばに食品置かない!」ってえらい怒られたことが、今になって活かされた。

このままだとイベントに何度も持っていったら汚れるなぁと思って、このサイズのOPP袋をポチる。

自分用の1冊を読みながら、はじめてのZINEの最初の読者になる。小さな幸せを、味わえる自分になれてよかったと思う。

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