うたった歌の話を Vol.16
先日、たけのこさんのこの記事を読んで。
記事やコメント欄に出てきている曲たちに、『あ~それ!』と共感しまくり、わたしも雨の歌について書いてみたいなぁと思ったので、きょうはこの一曲を。
この企画について
2008年から6年ほど、とあるお酒が飲めるお店で、ギター演奏者であるお店のマスターとわたしは、定期的にライブを行っていました。
この企画は、そのライブでわたしがボーカルとしてうたった歌を紹介していくものです。邦楽のポップスのカバーを中心に、ときどき洋楽もあります。土曜日に書いていく予定です。(ときどきサボっていますが)
きょうの一曲
悲しき雨音 / ザ・カスケーズ
(1962年、作詞・作曲: ジョン・クラウド・ガモー)
曲の紹介
1950年代から1960年代にヒットした、アメリカやイギリスなど英語圏のポピュラー音楽、いわゆるオールディーズの曲を集めたカセットテープを、わたしは中学生か高校生の時代によく聞いていた。そのなかに入っていた、この曲。アメリカのバンドであるザ・カスケーズが1962年に発表、1963年に米国イージーリスニングチャートで2週連続1位を獲得し、日本でも大ヒットしたという。雷鳴と雨の音からはじまり、『Rhythm of the Rain』の原題のとおり、雨が降り続くようなリズムの可愛らしい音色と穏やかな男性ボーカルの歌が印象的で、オールディーズのなかでも聞き覚えがある人が多い曲ではないだろうか。
うたってみて
YouTubeのリンクにある歌詞の日本語訳から分かるとおり、この曲は失恋ソングだ。彼女への未練を、雨に語りかけているよう。切ない歌なんだけれど、淡々としたリズムで、うたっているとなんだか優しい気持ちになれる。
お店のマスターが弾いてくれていたエレキギターの雰囲気が、また良くて。今回この記事を書くのに調べたら、9年前の6月のライブで演奏していた。
やっぱり雨の季節にぴったり。ゆっくり部屋で聴きたいものだ。
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お付き合い、ありがとうございました。