エッセンスを感じ合う。
1月はいろいろなセッションを受けて、自分の世界観が大きく変わった気がします。
その世界観の変化にいちばん寄与したのは、エニアグラム入門のWSでした。
そして、そのWS内でいちばん興味深かったのが「エッセンス・ワーク」というものです。
「エッセンス・ワーク」とは、相手のエッセンスを感じるワークです。
やり方は簡単。
グループのうちのひとりが「見られる人」になり、
他の人は「見る人」になります。
「見られる人」は見られている間、目を瞑ってただ静かに座っています。
「見る人」は「見られる人」をじっと見て、そのエッセンスをただ感じます。
その後「見る人」は「見られる人」に対して、自分が感じたその人のエッセンスについての印象を語ります。
全員分の印象を聞き終えたら「見られる人」は、聞いた印象の感想を話します。
エッセンスを感じる時間はだいたい30秒ぐらい。
エニアグラムのWSではありますが、ここではエニアグラムのタイプなどの話はいっさい出てきません。
わたしがやったのはzoomでのワークで、他の参加者さんたちとあらかじめ交流する機会もなく、ほぼまっさらな状態で行いました。
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コミュニケーションをとっていない相手、目を瞑っていて何も表現しようとしていない相手の「エッセンス」を感じようと思ったことはありますか?
わたしは、ある程度は無意識にしているかもしれませんが、意識的にそんなことをしたことはありません。
そもそもそんなに無防備な姿を、知らないひとにさらす機会って、ないと思います。
だから多分このワークは講師の方たちが、「安心安全な場作り」を行ったからこそできたものなのだと思います。
そして、お互いの印象はとても不思議なものでした。
例えば「なんだか滝のような感じがします。それほど大きくも、かといって小さくない滝」という印象を言うと、見られた人は「自分はしょっちゅう滝に当たりに行っています」と答えたり、
「先生、という感じがします」という印象を言うと、「実は昔、教師をしていました」と答えたり。
ちなみにわたしは
・いろんなものを発見する人。放っておけなかったり、見過ごせなかったり。見つけて楽しむ人。
・大勢よりひとりで自立している感じ。ポリシーみたいな芯がある。
・少女のような純粋さ。中世修道院で病気のひとを看病する人みたいな。
と言われました。
これを読むひとがどう感じるかわかりませんが、わたしはどれも的外れな感じはしませんでした。確かにわたしにはなんとなくそういうところがあるな、と感じます。
そして面白いことに、これらの言葉ってわたしのエッセンスであると同時に、この言葉を紡いでくれた人自身を表してもいるんですよね。
すべてのひと、ひとりひとりが素晴らしい存在で、その存在のおかげで自分が生かされている。
多くのひとがそう言っているし、わたしもそれを信じています。
けれどこのワークを受けて、自分のもう一段深いところで、そのことが改めて腑に落ちた気がしました。
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