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幸せなお金の使い方

 「何にお金を使うことが、私にとって一番幸福なのか」ーーーこれは、私がずっと考えているテーマだ。今ハマっている家庭菜園も、鶏を飼おうと思ったのも、そもそもは全部節約のためのはずだった。自給自足を目指しているはずだった。それが今では節約と関係ない方向にむかおうとしている。今回の記事では、そんな自分を窘めつつ一旦立ち止まるとともに、お金の使い道について考えてみる。




一旦立ち止まる理由

 我が家はお小遣い制だが、これから紹介する「家庭菜園」「犬・にわとりの飼育」及び「美容」の一部については家のお金から出してよいこととなっている。以前は食費と日用品、ガソリン代、固定費など最低限のもの以外はすべてお小遣いとし、残りはすべて貯金・投資に回すことになっていたため、大きな変化だと言える。家のお金から出すということは、「我が家として、そこにはお金をかけてもよい」と認めているということだ。お金の使い方は留意しないといけない。そのため自分を窘めつつ一旦立ち止まろうと考えたわけだ。


庭づくり

 先日こちらの記事(庭に階段を作ってみた|nuts)にて、庭と畑の間の坂に階段を作ったことを紹介した。これをやる少し前に、坂にあった人工芝をすべて撤去している。なんだか気に入らなくなったのだ。そしてその代わりに本物の芝を植えようとしている。ブロック状になっているものではなく、苗を購入して植えることを予定していた。
 いやちょっと待てちょっと待て。苗を購入??庭のために??百歩譲って畑の土などに課金するのはわかる。節約のために始めた家庭菜園ではあるけれど、せっかくなら美味しい野菜を作りたい。でも庭??庭は確かに、きれいだとテンションは上がるが、食べられるものを生むわけではない(食べられる草もあるとは思うが、そういう話ではない)。完全に沼だ。家庭菜園から始まり、観葉植物や庭いじりに手を出す未来が見えてしまった。ここで少し立ち止まりたい。お金をかけるのは野菜や果物だけにして、庭は無課金でなんとかするとしよう。一旦そうしよう。


ペット飼育

〇我が家の愛犬

 現在犬を膝に乗せながらこの記事を書いている。犬はもともと、犬好きの夫に説得され、夫がすべて世話を引き受けるという約束で誕生日プレゼントとして迎え入れたものだ。犬種は私の好みを反映させてもらったので、「もこもこしてかわいいやつが家にいるな」ぐらいに思っていた。
 ところが休職して家にいるようになると、この犬がいかに尊いかを知ることになった。休職直後、私は今はなきヨギボーに一日中横たわっていることが多かった。その時、この犬は、黙って私のそばにずっといてくれたのだ。しばらくして、犬の散歩をしに外に出るようになった。犬の散歩は夫の役割だったが、ずっとそばにいてくれる犬を自分で喜ばせたくなったのだ。ひきこもりがちだった私が外に出るようになったのは、犬のおかげかもしれない。体調の回復も、もしかしたら犬のおかげかもしれない。犬が可愛くて可愛くて、おやつをやったり抱っこしたりすると、犬は私にとても懐いた。犬が「抱っこして!」「膝にのせて!」とまるで話しかけてきているように思った。
 辛い時、ずっとそばにいてくれた犬。私を外に連れ出してくれた犬。抱っこすると、もう離れまいとしがみついてくる犬。気付けば犬は私にとってかけがえのない存在になっていた。

〇にわとりを飼う

 3月、我が家に新しいペットがやってくる。にわとりの雛だ。家庭菜園を始めたことで自給自足に興味を持ち、卵や乳を生み出す家畜の存在が気になり始めた。さすがに牛は難しそうで、じゃあヤギにするか?などと考えたが、ひとまずにわとりのみを飼うことにした。にわとりの種類はボリスブラウン。よく卵を産む育てやすいにわとりだそうだ。ひなの小屋は準備済で、成鳥になった際の小屋は現在Amazonで注文中。届いたら夫の職場の人の家で組み立てる予定だ。雛から育てたにわとりなんて、可愛いに決まっている。まだ迎えていないけれど、もうすでに愛おしい。早く我が家にきてほしい。

〇動物王国

 先日、夫のメンズメイクのモニターに行ってきた。その際、メイクしていただいた方の相方(その日は不在)がミーアキャットを飼っているとの話を聞いた。ミーアキャット。ペットショップの小動物コーナーで見かけたことがある気がする。咄嗟に私の頭には、「ミーアキャットと犬って喧嘩するのかな?」という考えが浮かんだ。話を聞いて、ミーアキャットを飼いたくなってしまったのだ。夫の職場の人に、動物が大好きで、色々な動物を飼っている人がいる。その人の気持ちがわかったような気がした。もはやミーアキャットに関わらず動物が飼いたくなっていた。
 いやちょっと待てちょっと待て。一旦、犬とにわとりだけにしておこう(夫にも「娘たちが大きくなってからがいいね!」と言われていたのでもともとそのつもりだったが)。それに以前言っていたじゃないか。「茶色のトイプードル以外を愛でると浮気してる気分になるから、愛でられないんだよね」と。茶色のトイプードルでない動物のグッズを買うことすら浮気に思えて、雑貨をみる意欲がなくなっていたじゃないか。大事にするものは少ない方がいいと、常々思っていたはずだ。犬とにわとりを大事にしよう。


美容・メイク

〇健康食品・共有美容品

 美容については、一部のみ家のお金から出してよいことになっている。それは、サプリメント等の健康食品及び夫婦が共有して使うスキンケア用品だ。健康食品は将来の医療費削減にも繋がるし栄養摂取が目的だし、スキンケア用品は共有しているのは化粧水と乳液ぐらいで、どちらもシャンプーリンスぐらい必需品だし日用品でいいでしょ、という言い訳がましい理屈だ。ちなみにクレンジングや洗顔、日焼け止めも必需品だとは思っているが、それは各々好みのものを使っている。美容に関しては立ち止まるところはないかも。ホッ。


お金の使い道

〇家計から出すもの

 家計から出しているもので、食費や日用品・固定費など本当に必要な費用を除いたものは、現時点では以下のとおりになる。ここに挙げてはいないが、子どもの養育・娯楽にかかるものや、ペットの飼育にかかるものも含まれている。

  • 家庭菜園(野菜・果物づくりに関するもの)

  • 健康食品(プロテインやサプリメント等)

  • 共有美容品(化粧水や乳液など最低限必要なもの)

 これを見ると、2025年2月時点で我が家は、健康と美容に重点を置いてお金を使っていることがわかる。

〇お小遣いの使い道

 以前からいくつかの記事で、「お金を貯めるのはいいけど、何に使いたいのか」ということについて考えてきた。上記は家計から出すものについてだがお小遣いについてはどうか。最近出た答えは「ヘアメイク・ファッション」だ。これは現在受講しているメイク講座(メイク講座と自己分析と習慣化|nuts)が大きく関わっている。お小遣いに限りがあるため、月を分けて色々と買い足しをしていこうと思う。先々の予定があるということや、お金を使いたいと思うものがあることは嬉しいものだ。ちなみに最近、お小遣いと誕生日手当・記念日手当の引き上げを行った。去年家計を整理し直したときは貯蓄の鬼と化していたが、もう少しゆとりを持たせてもよいだろうと判断したのだ。将来に備えることと今を大事にすることのバランスを取っていきたい。


まとめ

 最後に、私のお気に入りのyoutubeチャンネルのひとつ「宋世羅の羅針盤ちゃんねる」の動画を置いておく。「自分の幸せとか楽しみにおいて、一つバチっと明確なものがある」ことって良いことだよなぁ、と改めて思わされる動画だ。


 以上、またね~。

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