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私から見た私、夫から見た私
以前こちらの記事(メイク講座と自己分析と習慣化|nuts)で、自分の内面や周囲に与える印象について考察した。しかし、そのことを夫に話してみると、夫の私に対する意外な印象が明らかになった。今回はそのことについて語る。
私の思う、私
〇穏やかで控え目な慎重派
私と言えば、穏やかで落ち着いた人間。超慎重派で、基本的にフットワークは重め。何をするにも一旦考える時間がほしい。一旦なんて言わず、たくさんたくさん時間が欲しい。たくさん調べに調べて、結局やめるなんてこともしばしば。集団にいるときは、控え目で、人の意見に合わせることが多く、集団の意見に反対することはほとんどない。自分の属する集団の仲間が嬉しいと思う意見が一番だと思うからだ。
〇その場その場でキャラが変わる
上記のような人間は、カメレオン型である傾向があるらしい。私も例に漏れずカメレオン型だ。要するに、場合によってキャラクターを変えているということ。私は普段、冷静で落ち着いた性格をしているが、集団の中では明るく朗らかなキャラクターだ。笑顔を絶やさず、「愛嬌抜群」なんて評価を受けるほど。フットワークも軽めで、誘われたことには基本参加するようにしている。自分が大好きで大事にしたい集団、つまり、職場内ではそのような振る舞いをしている。一対一で付き合うようになると、冷静で落ち着いた自分が出てくることもしばしばある。こんなこと書いてると、ギャップのある自分に酔っている人のようだが、実際ちょっと酔っている。
夫の思う、私
〇パワフルでクールでブレない女
夫の思う私を一言で表してみた。たとえば自分の認識は先ほど書いたとおり、超慎重派。しかし夫は私について、「やりたいことはすぐやる」人間だと思っている。一緒に暮らしている夫にそんな風に思われているとは驚きだ。びっくり仰天、自分の中の自分像をひっくり返されたような気持ち。しかし夫の立場に立ってみるとわからなくもない。突然ニワトリを飼いたいと言い出し、言い出したらすぐにやらないと気が済まない。これはニワトリに限ったことではない。私の中では、そこに至るまで様々な思考を巡らせているつもりなのだが、夫的にはスピード感があるのかもしれない。友人が「自分の納得することに対しては身軽」というような趣旨のことを言っていた意味もわかるような気がした。
〇しっかり者で内弁慶な奴
家庭の中で私は、「人に合わせる」なんてところは一切ない。むしろ、自己主張が強く、頑固でブレない人間だ。家の中ではそんな感じで、外では控え目、それってただの内弁慶なやつじゃん!?夫はそんな私のどこがよいのか。そういえば、以前気になって聞いてみたことがある。「堅実で、真面目で、しっかりしているところ」なるほど夫からすると、私のそんなところがめんどくさく、しかし助かっている面もあるということだろう。夫に我が家の主導権を握らせたら、それはそれでとても楽しくなると思うが、まず金銭面で大崩壊するだろう。これからも、「堅実で真面目でしっかり者」の私の意見を聞いてもらうこととしよう。
もう一度、在りたい自分を考える
〇パワフルな私
夫の持つ私への印象で一番意外だったのは、「やりたいことをとにかくすぐやる」というパワフルな印象。「自己主張が強い」というのも夫の立場からするとわからなくもないが、夫の意見を聞かなければ思いつかなかった印象だ。そんな自分を、少し、外に出してみたいなと思った。やりたいことはとりあえずやってみる自分、自己主張をしてみる自分。
最近、新しい趣味をはじめてみて、「やりたいことはとりあえずやってみる」精神を大事にしたいと思った。夫や母に引っ張ってもらったつもりだったけれど、自分から声をかけて動いたことだって、やりたいことを始められた理由の一つになるだろう。ブルーベリーなんて結構ノリで選んだ(そのせいで少し小さい鉢になった)。しかし、成功は大きな前進、失敗は少しの前進。やってみないとわからないことなんていくらでもある。
ふと、休職前のことを思い出した。私にその部分がはじめから足りていたら、もっと上手くいっていたかもしれないと。後半はもうがむしゃらで、何をどうしていたか覚えていないが、いや、この話はもうやめておこう。しかし、仕事でもそんな部分が出せたら、何か新しいことができるような気がした。
〇外見に落とし込むと
外見を変えると、内面にも変化がある。このことを私は経験的に知っている。そのため、上記の自分を出すために、外見にもその要素を足すことができないかを考えてみた。
パワフルさ。つまり、力強さ。強い色、たとえば原色を使うことには抵抗がある。鮮やかな色の服を着たり、小物を持ったりしていた時代もあったが、あまり自分の性には合っていない。顔や骨格には似合っていたと思う。ではどうしたら強さを出すことができるか?三つのアイディアがある。コントラスト、デザイン、ツヤだ。
コントラストについて、ちょうど私は今、地毛にしようと考えている。地毛にすることで、髪の毛の暗さと肌の明るさとのコントラストが生まれる。首から下についても、明暗でコントラストを付けるのはどうだろう。明るい色の服が多いので、暗めのバッグを持ったり、暗めのシューズを履いたり。このアイディアは前回の記事でも紹介したとおり、尊敬する友人からのアドバイスによるものだ。
デザインについては、服にすでにデザインのあるものが多いため、バッグや靴にデザイン性を持たせすぎると過剰になる恐れもある?そこはまた、合わせながら調整が必要だろう。
ツヤについては、服はすでにツヤのあるものが多いが、ヘアメイクでも出すことが可能なのではないだろうか。ヘアセットやベースメイク、ポイントメイクで質感をツヤっぽくするということだ。
〇夫の好みの服装と髪型
そういえば、夫はずっとクール系な服が好きなのだと思っていた。しかし先日、夫が平日休みの日にお出かけした時、キュートなドットのワンピースを見て「あれいいじゃん」と言っていた。でも、「ナッツちゃんには合わないな。もっと、シュッとしたやつがいい。」と。「あれ?クール系が好みなんじゃなくて、私にクール系が似合うと思っている?」そう疑問に思い、夫に聞いてみると、「うん。ナッツちゃんにそういうのが似合うと思う。」と答えていた(夫の言葉は適当なことも多いので真偽のほどはわからない)。
さらに夫は、私に「黒髪オン眉ストレートロング」にしてほしいとよく言っている。学生の頃にしたことがあり(その頃の服装は、今よりもややクール要素を足した上品なものだった)、以来ずっとそれを気に入っている。もしかして、それも、私にそれが似合っていたからなのではないか。黒髪もオン眉もストレートロングも、すべて先ほど夫が私に持っている印象にあっているような気がしたのだ。前髪なし、じゃないのもポイントのひとつだと思う。
まとめ
夫の話を聞いてみて、在りたい自分像に少し変化が生まれた。控え目で穏やかなだけでなく、やりたいことはやる。慎重になりすぎず、とりあえずやってみる。そんなパワフルで行動力のある自分になってみてもいいかもしれない、と思った。それは新しい趣味を始めた今だからでもあり、休職前のことを思い出し、仕事でもそんな振る舞いができたらより働くことが楽しくなるかもしれないという予感からだ。
自分の意思を持って行動ができて、クールで強さがあるけど、可愛らしい。そんな人を目指したい。
以上、またね~。