殺伐とした人生だった。自分にも他人にも、完璧さを求めてしまったからだと反省している。こういう思考の背景に「進歩史観」があるなら、いま構造主義を学ぶのは時宜にかなっている。そういえば、小さい頃から水木しげるさんの世界に憧れがあった。「試験も仕事も何にもない」。これが知的なのである。

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