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看護師が解説!メディカルハーブ基礎知識

こんにちは!看護師ナチュリです。
皆さんは『メディカルハーブ』ご存知ですか?
あまり聞きなじみのない方も多いかもしれません。
簡単にメディカルハーブについて解説していきたいと思います^^

メディカルハーブとは

人の健康維持や心身の不調の改善に役立つハーブを指し
目的を持って使用するハーブをメディカルハーブと呼称します。
メディカルハーブには抗菌作用や利尿作用、疲労回復効果など
身体に嬉しい機能がたくさん確認されています。

メディカルハーブは代替療法(自然療法)

近代医学以外の主に伝統的な療法を代替療法といいます。
人の身体は体温や血圧、体液のPHなどを常に一定に保とうとする機能が
働いていますが、(これを恒常性:ホメオスターシスと言います。)
何らかの理由で身体のバランスが崩れたときに不調や病気として現れます。
身体の自然治癒力を最大限に高めて引き出す療法を自然療法といい、
メディカルハーブも自然療法の一種とされています。

近代医学では薬の力を借りて治療しますが、作用に即効性があり
副作用が出やすい一面があります。メディカルハーブは作用が穏やかで
副作用が少ないため、日々の生活に取り入れやすくお子様からご年配の方
まで安心して利用して頂けるといったメリットがあります。

メディカルハーブの歴史

メディカルハーブの歴史は古代文明が起きた紀元前に遡ります。
メソポタミア文明の頃には胃腸薬としてカモミールやセンナが、
鎮痛剤としてはケシが利用されていたようです。
また古代エジプトではミイラ作製のため防腐作用のあるシナモンなどの
ハーブ類を詰めていたそう。その後大航海時代を経て全世界にハーブの
が広まったとされています。現代のように医薬品のない時代のため
身近にある植物の力を利用していたことがわかります。

メディカルハーブ活用法

メディカルハーブを取り入れる方法は大きく3つに分けられます。

①経口摂取

飲む・食べるといった方法で直接体内に取り込む方法です。
ハーブティーは市販で販売されているものも多く、最も手軽に
取り入れられる方法ではないでしょうか。就寝前に温かいティーを
飲むことで心身がリラックスし、自然な入眠が促されます。
目的に合ったハーブティーを選んでみてくださいね。

②経皮吸収

ハーバルバス(入浴剤)や塗布等で経皮的に吸収させる方法です。
メディカルハーブの中には皮膚の感染予防や抗炎症作用がある種類のものが
あるので、アトピーや湿疹でお悩みの方にオススメです。

③香りで楽しむ

アロマスプレーやサシェなど、香りを楽しむ方法です。
ハーブやアロマの芳香成分が脳に伝わり、その種類によって
交感神経系あるいは副交感神経系に作用します。
アロマスプレーやバームを持ち歩き、気持ちを切り替えたい時などの
使用にオススメです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
太古から人間は植物と共存し、その恵みを心身のケアに取り入れていたことが分かります。この記事を通してメディカルハーブを身近に感じ
日々の生活に取り入れていただけたら幸いです。

ここまでお読みいただきありがとうございました。
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