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こってり以外も見てあげて(天下一品見聞録)
膜が張るほどに
天下一品。それは京都発祥の伝説的ラーメン屋で膜が張るほどの濃厚スープで有名な店である。注文時にあっさりですか? こってりですか? と聞かれはするが、たいていの人は迷わずに「こってり」と即答するだろう。まるで「こってり」でなければ人間でないとばかりに。
あっさりは邪道?
たしかに「あっさり」を頼む人は希有ではあると思う。「こってり」が苦手なのに無理やり連れてこられた人への救済措置なのかしら? と思わないこともない。ちなみに「あっさり」は背油醤油ラーメンで、別段、薄味のラーメンではない。あくまで天下一品の「こってり」に比べれば「あっさり」といえるレベル。
知人とのラーメンの会話で天下一品の「こってり」スープの話になるときはあるが、私が驚いたのは「こってり」「あっさり」以外のラーメンの種類をみんなほとんど知らないということだ。
加齢により「こってり」がキツくなってきた人に。
そんなあなたにオススメなのが「屋台の味」通称、こっさりだ。
「こってり」より薄めとはいえ、ラーメン全体でいえばじゅうぶん濃厚の部類です。これは店舗限定のメニューになるのかな。体調が悪いときや、初心者が試すぶんには良メニューじゃないかと思えます。
こってり要素はそのままに
「味がさね」というメニューがあります。これも店舗限定になるのかな。スープは「こってり」をすこしいじった感じ。麺が太めになっていて、具材に白菜が入っています。さらには専用の薬味が添えられていて、お好みで味変を楽しんでいただくというもの。ちなみに薬味は白ごま、揚げニンニク、ニンニク、そして溶かしながらいただく辛めの肉味噌。
「こってり」のみに囚われている方。たまにはこんなのもええんじゃないだろうか?
そして「味噌ラーメン」
天下一品には味噌ラーメンもあります。ここ二、三年の話なのですべての店舗にあるのかわかりませんが。私が食べた感想としては、濃厚で普通に美味かった、です。この味噌ラーメン一種で店をはじめたとしても、ふつうに流行るんじゃねーか? と思った次第です(褒め過ぎ?)
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とはいえ
でも、週一ペースで天下一品に来るならまだしも、月に一回行くか行かないかの頻度だと、やっぱり「こってり」を注文しちゃうんだよね。気持ちはわかる!
それにしても公式ホームページで「こってり」「あっさり」以外のラーメン、ほとんど紹介していないな。もっと宣伝すれば「こってり原理主義者」のリピート率も増えると思うのに。
追記
50周年企画として、特別メニューがこちらです。↓