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2/22は猫の日「ボブという名の猫2」感想
明日、2月22日はニャンニャンニャン。猫の日ですね。
特にイベント色の強い日ではないですが、テレビでは猫関連の映画を流しがちな気がします。
ちなみに2025年2月22日。
東京では
レンタネコ(NHKBS 22日9:30~)
ボブという名の猫2幸せのギフト(BSテレ東 22日16:00~)
劇場版ねこタクシー(テレ玉2 23日1:00~)
の放送がされますね。
この中でボブという名の猫2の紹介をします。
ちなみに1作目を見ていない人にかいつまんで内容を紹介しておきます。
底辺層の生活をしているロンドンのストリートミュージシャン、ジェームズは野良猫のボブと出会うことがきっかけで、運勢が好転していき、本人の努力もあって麻薬依存からも抜けだし、ついには出版にもこぎつけるというサクセスストーリーです。
はてさて、1作めでは麻薬依存から抜け出し、出版デビューもはたした主人公がはたしてどうなるのか?
今作では冒頭から出版社の記念パーティのシーン。もはや成功者と化した彼を主人公にしてもたいして面白くないのでは?
そう危惧していましたが、残っていました。1作めでは尺の都合か語られなかったクリスマスにまつわるエピソード群が!
猫をつれたストリートミュージシャン兼ビッグイシュー売りとして生活が安定したかと思いきゃ、ロンドンの冬は寒く、ストーブ代によって生計が圧迫されています。
猫のご飯代にも苦労をし、快適な生活をさせてやれない。
そんな、矢先に動物福祉局の連中が登場し、ジェームズとボブのことをなんやかんやと調べはじめます。ボブは猫として幸せな住環境をあたえられているのか?
そんな問いをつきつめられたジェームズは、ボブは幸せなのかと苦悶します。もっといい飼い主がいたのではないかと悩み、他の人にゆだねたほうがいいのかと考えます。
前作ほどにハードコアな環境ではないものの、寒風吹きすさぶ中でのストリートライブをしたり、犬に吠えられたり、辛くあたってくる感じの悪い人もいます。
それ以上に協力者ともいえる多くの味方がいるのでせけどね。ボランティア、雑貨屋の店主、女獣医、ツアーコンダクター、ビッグイシュー仲間、カリスマ料理研究家などなど。
多くの猫映画はストーリーがぼやっとしている印象がありますよね。でも本作はゆるふわほんわかな猫映画ではありません。むしろ、ロンドンの底辺層の人間ドラマという側面が強いです。サバイバルです。
猫好きにはもちろんのこと、猫にさほど興味がない人にも重厚な人間ドラマとしておすすめです。けっこう名言っぽいフレーズもちょいちょい出てきますしね。