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一人一宗教、自分が教祖 みたいなファッションがあってもいい

こんにちは、nunocoto fabric広報担当のかわいです。

突然ですが、

「オシャレしてますか?」

そう言われて、

「はい、いつもオシャレな服装を心がけています」

と、堂々とこたえる方は、どのくらいいるのでしょう。

かく言うわたしも、
あまり意識しないで洋服を選んでいる日が多い方だと思います。

昔一緒に仕事をしていた同期の女の子のことを思い浮かべて、
「あの子はオシャレだったな」
とか、
昔出会った紳士な方を思い浮かべて、
「あの人は、TPOを意識したファッションをいつも心がけていたな」

そして、

「それに比べたら、自分なんて、オシャレじゃないのかもしれない」
と、ちょっとネガティブになってしまいます。

そして、
いざ、セレクトショップに入って、
ユニークな洋服を選ぼうとすると、

頭の中でつい、
「この服は派手すぎ?」
「いったいいつ着る?」
とか
「このお洋服で、子供のお迎えに行ったら目立っちゃうかな?」
とか

答えのない答え合わせをしようとする自分がいることに気づきます。

雑誌をながめては、
好きな服をみつけて、買って、
そこからコーディネートを自由に考えて楽しんでいた
20代の自分が、ちょっぴりうらやましいです。

歳を重ねると、
服をひとつ選ぶにも、
後ろ向きな理由が浮かんで、躊躇してしまう。

そんな自分から脱皮したいと思う今日この頃です。

ちょうど10年前まで、
ほんの少しの間ですが、ファッションの仕事をしていました。

あるファッションショーの公式レポートを書く仕事です。

その頃、10歳年上の先輩が、
「今の若い子はさ、いろんな服を着るよね、俺らの頃は、みんな紺ブレ着てたんだよ」

と懐かしそうに話していました。

先輩の言っている紺ブレブームは90年代。

30年前、同年代の若い人たちは、
同じ情報を見て、ブームを肌で感じ、身に着けて
ある意味、”グルーヴ感”のある時代だったんじゃないかな~って思います。

私がファッションの仕事をしていた10数年前は、
ギャルブームも終わり、
モテ系とか愛され〇〇とか、ギャルはギャルでも〇〇系ギャル
とか、ファッション系統が細分化していった時代でした。

帰国子女の友だちが、
LAブランドをいち早く身に着けていたり、
そのブランドが、日本上陸するぞ!と聞いてワクワクしたり。
各系統で、ちょっとずつ違う好みの情報交換も楽しかったなぁと、懐かしく思います。

そして現代、
SNSや、ファッションアプリを通じて、みんながみんな、
自分のファッションを自由に発信するようになって、
〇〇系なんて、分けられなくなりました。

また、ファストファッションの品質やデザインがアップデートして、
コスパよく、どんなアイテムを組み合わせてもサマになってしまう、
誰でも手軽におしゃれを手に入れられる時代になりました。
業界的には、SPAブランドっていうみたいですね~。

そんな若い子たちのファッションをみて、
そうだ!ファッションに答え合わせっていらなかったよね~
自分のこだわりを発信している
みんなかわいいし、かっこいい~~!!
って、中堅(あえて”年”とはいいません( ´艸`))女子は思うわけです。

中堅男女にとっては、
どれをどう着ても、正解!
がそこにはあって、すご~くらくちん。

そして、これって、もはや、
私服と言う名の制服なんじゃないか?
と思いはじめたんです。

「うちの学校には、制服があってよかったね
私服の学校って、服えらび大変だもんね」

「日本にSPAブランドがあってよかったね
SPAブランドがなかったら、毎日何着ていいかわからないよね」

うん、そんな感じ。

こどもが生まれてから、6年くらい、
これが正解なんだと思いながら、
制服生活を続けていて、

時間の余裕もできたころ、ふと気づいちゃったんです。

”衣替えがわくわくしない”

「なんか無地の青い服ばっかり買ってる💦」
(ワントーンコーデは狙ってない)
「また似たような白シャツ買ってしまった💦💦」
(超絶、無意識に・・・)
「カーキ、グレー、黒💦💦💦」
(わたしのクローゼットに春は来ない)

そもそも、
買った白シャツを忘れたわたしがいけないし、
自分の持っている洋服に思いをはせずに、
新しいぶなんな服をつぎつぎに選んでいるわたしがいけないのですが・・・。

1つ1つのアイテムへの愛着がうすれちゃったな~
と反省。

あの日、セレクトショップで迷ったあの刺繍のブラウスを買っておくべきだったかも…
とか、
思いっきり眩しいグリーンのパンツを買っておくべきだったかも…
とか。

「それじゃぁ、コスパよくないねとか」
余計なこと考えずに、えいやーと、
どうして買えなかったんだろう。

一生懸命、
個性とぶなんの真ん中の答えを、
ついつい
ググったり、インスタ検索してみたり。

でも、今年の春、1枚のミモザのシャツを着たら、


今年の春は、
”ファッションに答えはない~”

”悩む時間も楽しもう"

という気持ちになれたのでした。

だって、時代は、

個性を大事にする方に向かってますもんね。

ファッションも能力も。

ということで、

おしゃれがどんどん細分化されて、

「一人一宗教、自分が教祖。」

そんなファッション時代が到来したら楽しいな♪

と思います。

そして、nunocoto fabricでは、

好きな ”柄”を自由に着る。セミオーダーで作る柄の服。

のリリースに至りました。

サロペットの中に手をいれてもOK!


「派手な服を着よう」ではないんです
似合う服を見つけよう
決して「派手な服を着よう」ではないんです(2回目)

nunocoto wearで、
似合う服をみつける、旅に出かけてみてくださったら嬉しいです。



【余談】
そういえば、我が家の娘は、先日、
卒園式に堂々とパンツスタイルで出席しました。

たった1人のパンツスタイルの女の子

きっとそうなるだろうな、と思って、

「ほんとうにパンツでいくの?」
って聞いたら、躊躇なく
「うん!」

と。

わが娘ながらあっぱれ!
そんな時代が到来なのかと、見習いたくなりました。

女の子のパンツスタイルは、
夫とかなり悩みました。

ググっても、なかなかでてこない。

男子でもない、
フォーマルから大きく外れたくはない。
だけど、正解はない。

悩んで悩んで決めた服。
それも含めて、すごくいい思い出です。

洋服を悩むという楽しみをみつけた気がします。

毎日朝起きて着替える時間が、
わくわくすると、
それだけでHappy♥ですよね。

BY nunocoto fabric

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