心は積み木のようなものだと気付いた
最近、心って積み木みたいなもんじゃないかって考えるようになりました。
一学生の乱文になりますが、もし宜しければご覧下さい。
はじめに こう考えたきっかけ
きっかけは、所謂就活うつ。お恥ずかしい話だが、就活がうまくいかないことをトリガーに軽度のうつ状態が続いた。胃の不調から始まり、何もかもが灰色に感じ、不眠が続き、食欲がなくなり、何を食べても何をしても何も感じられない。そんな無気力な人間になっていた今はなんとか回復期です。
でも、「じゃあ就職活動のせいだ!就職活動が悪いんだ!」と思うかというと、私の場合それはただのきっかけであり、元々の原因は別にあると思っている。
自分史からわかったこと
とある人に「自己受容が足りてないんじゃない?」と言われ、改めて自分史で自分を振り返ることをした。
すると、幼少期から極端な思考をしていることが明らかに。心を病みやすい「ゼロヒャク思考(全か無か思考)」というやつだ。
これは、物事を【白か黒か】【100点か0点か】のどちらかでしか考えられない思考のことを言う「テストで1位以外にならないと自分はダメ人間になってしまう」みたいな考えが代表的。私の場合の例だと、小学生の頃に周りから自分の意見が理解されないことがあり、「理解されない自分が馬鹿」か「理解しない周りが馬鹿」という極端な考えに陥り、それを今の今まで続けていた。特に前者なら、それに対する自分の罰として、(リストカットまではいかないけども)自傷行為なんかもしていたらしい。当時のことは全く覚えていなかったのですが。
ただ客観的に見て、この考えはおかしい。責任は100か0でなく、50対50だってあるはず。黒か白でなく、グレーもあるはず。理解されなかったことも、なにか外的な要因があるかもしれないし、一概に誰が悪いなんていえるわけがない。
まあ、そんなかんじで自分を客観的に見つめるよう努力している。
この考えが僕を苦しめ、就活で形として出たんだろう。就活も不採用には社風と合わない、面接官との相性etc…それなりに色んな要因があって、採用を決めるはず。それなのに、「不採用=自分に価値なし」と無意識に決めつけて、うつ傾向に走ったんだろう。このように、うつ状態になった原因は就活のせいだけでなく、自分の考え方なんかも起因してる可能性は大いにあり得ると考えられる。
それらを踏まえて、本題のお話。
うつ傾向になると、自分の心が壊れる
これは本当のことでマジ。自分という人間の考えや生き方、やれたことが出来なくなる。現に、自分は元々少なかった食事の量も、更に少なくなってしまった。夜更かしも出来なくなってしまった。やれることは減ってきた気がする。
じゃあこれって悪いことなの?って聞かれるとそうではない。そこで出てくるのが、心は積み木のようなものという考えだ。
心は積み木のようなもの
心とは、幼い頃から楽しいことや辛いこと、苦しかったこと、嬉しかったこと…そういった経験を通して自分の価値観や考え方を積んでいく積み木だと私は思っている。
その「心の積み木」は、人それぞれ完成形が違い、常に変化するもの。積み木に色々な種類や積み方があるように。悲しい経験がトラウマとなったら、それを軸に積み木が作られるかもしれない。夢が出来たら、その夢を目指すという形で積み木が作られるかもしれない。私は、ゼロヒャク思考を元にずっと「完璧な自分でなきゃいけない」という風に積み木を積んでいたんだな、と今のところ感じている。
そして、それは壊れる可能性も大いにある。それは、誰かが積み木を壊そうとしたのかもしれないし、積み方のバランスが悪くて崩れ去ったとも考えられる。それが形として出るのが、うつ傾向。私は、「就活という誰かの手」と「ゼロヒャク思考という積み方のバランスの悪さ」が自分の「心の積み木」を崩した、と考えてる。それで、うつ傾向になって自分の心身を壊すことになったんだろう。
ただ、そこから得られることも大いにある。自己受容のために自分史を作ったことで、自分の「心の積み木」のバランスが悪かったということが明らかになった。ゼロヒャク思考ではなく、もっと自分に寛容に、自分がワクワクできるように積み木を積もうと考えている。すぐには無理でも、徐々に、ゆっくりと。
そして、それは簡単に元あった形に戻せるとは限らない。現に、同じ形に戻したいか?といわれたら、そうは思わない。
小さな子供が、積み木を崩されてまた同じように積もうとしても、少し積み方や完成形が変わり、使う積み木の形や材質が変わってくるように、心も同じく積み方によって前の形から変わり得ると思う。私も同じで、今後積み方が変わってきて、出来上がる積み木も前とは違う、より素敵な形になるだろう。
終わりに
「心は積み木のようなもの」
こう考えたら、ふと納得がいくようになりました。
「自分の心や性格って、なんとなくもう出来てて壊れることって少ないだろ」と自分の中で思ってたのかもしれません。いざ積み木が崩れてみて、沢山のことに気付けたと思います。
そう考えると、うつ傾向になったからこそ分かることもあるのかな、と考えるようになりました。もう2度となりたくはないですが。
まだ、先の長い人生、少しずつゆっくりと自分の「心の積み木」を積んでいこうと思います。