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ゴルフ✕関節 【脊柱】

脊柱について


・脊柱は、頚椎ー胸椎ー腰椎から成る、体の軸と成る骨の柱。

・中に脊髄神経が通っていてる。

・生理的な湾曲がある(頚椎前弯ー胸椎後弯ー腰椎前弯)
 ▷衝撃を和らげるための構造



脊柱の可動域


頚椎
  前屈60度  ⇔ 後屈50度
  右側屈50度 ⇔ 左側屈50度
  右回旋60度 ⇔ 左回旋60度
胸腰椎
  前屈45度  ⇔ 後屈30度
  右側屈50度 ⇔ 左側屈50度
  右回旋40度 ⇔ 左回旋40度
 

 

脊柱の特徴

頚椎の特徴


・可動範囲が広い
  ▷前屈/後屈の可動範囲が広い
  ▷第1頚椎(環椎)−第2頚椎(軸椎)間の回旋可動域が広い


胸椎の特徴


・腰椎より回旋の可動範囲が広い
・肋骨とも関節を成している
 ▷肋骨は胸骨→鎖骨→鎖骨→肩関節へと繋がっている
  →上肢との関連も強い


腰椎の特徴


・胸椎より側屈の可動範囲が広い
・回旋の可動範囲が狭いため、怪我をしやすい




ゴルフにおける脊柱の役割


・体幹を回旋、側屈させる
  ▷ クラブに力を伝えるための基盤になる
・体の軸を作る
  ▷ 骨盤と共にスイングの安定性に関与する


頚椎の役割

 = なるべく頭を動かさないようにすること


・よく『頭は動かない方がよい』と聞きくが、この理由は…
  ▷ 頭は重く重心の変動に影響を与えやすい(体重の約8%の重さ)
  ▷ 頭が動かない方が重心管理がしやすい
  ▷ ブレにくいスイングになる。

・アマチュアが無理に頭を固定しようとすると危険である。アスリートは体を鍛えているため、頭が動かないきれいなスイングになる。時々しかし、時々しかゴルフに行けないアマチュアは、プロに比べて可動性が低い。頚椎や腰椎は無理な具動きや過度な負担がかかると怪我につながる。

・顔の動きは胸腰椎や骨盤の動きにも影響を与える。▷例えば、インパクト前に顔が前を向いてしまうと、胸腰椎の伸展が起きてダフリの原因になってしまう。

・頚椎の怪我をしたことがない方であれば、可動性に大きな問題はない。他の関節の動きの邪魔にならないよう、うまく顔の向き=頚椎の動きをコントロールする必要がある



胸腰椎の役割

 = 腹筋の力が入りやすい姿勢の保持 
    = 体幹(=スイングの軸)の安定性
  
※『胸を張って構える』 『フィニッシュはC字』などと聞きくが…
 捉え方を間違えると危険。

・まず、アドレスでは反り腰(腰椎前弯)になりすぎないほうがいい
 なぜ?
  ▷腰椎が前弯すると胸腰椎移行部に負担がかかる。
   →この状態で体を捻る = 余裕のない状態で無理やり捻る感じ
   →腰痛の原因となる。
  ▷腹圧が抜けないように。  
   →お腹が前に出た姿勢 = 腹筋のちからが抜けている
   →骨盤や脊柱が不安定になる

そのため…
 ▶アドレスでは少し骨盤を後傾させるイメージ(腰椎が前弯し過ぎない)
 ▶胸腰椎に余裕がある姿勢になることが重要。



 プロの試合を見ていても、腰痛や首の痛みが出て棄権する選手も毎試合出ている。
 怪我なくゴルフを続けるためにも、脊柱をの可動性を維持、改善することは大切。





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