禁断の資産倍増計画　驚異の逆転投資プラン

シンイチ：「よぉ、リュウジ。最近どうだ？またあれか、競馬で全財産スっちまったとか？」
リュウジ：「おいおい、失礼だな。俺だって学んだんだよ。ギャンブルに頼るのは愚かだってな。」
シンイチ：「ほほう。で、今度は何に手を出したんだ？怪しいセミナーとか？」
リュウジ：「いやいや、ちゃんとした投資だよ！資産形成ってやつに目覚めたんだ。」
シンイチ：「ふーん。お前が資産形成とか言うと笑っちゃうけどな。具体的に何してるんだ？」

リュウジ：「まずは基本だろ？やっぱ株式投資だよ。初心者はインデックスファンドが鉄板って話だ。」
シンイチ：「おいおい、いきなりインデックスファンドかよ。そもそもお前、インデックスの意味わかってんのか？」
リュウジ：「もちろんだとも！えーっと…『イン』は中で、『デックス』は…何だっけ？」
シンイチ：「ほらやっぱりな。お前にゃ分不相応だよ。どうせ『上がりそうな株』を適当に選んでんだろ？」
リュウジ：「いや、それが俺も少しは賢くなってんだよ。地道に配当金狙いの銘柄とか選んでんの。『高配当株』ってやつさ。」
シンイチ：「ほーん。で、配当金が年いくらくらい入ってくんの？」
リュウジ：「えっと…今のところ、年1万5000円くらいかな？」
シンイチ：「……。」
リュウジ：「おい、何だその顔。初心者はこんなもんだろ？」
シンイチ：「まぁ、努力は認めるよ。でも、それで資産効率よく増やすってのは無理じゃねぇか？」
リュウジ：「じゃあ逆に聞くけど、シンイチはどうやって増やしてんだよ？」
シンイチ：「俺か？俺は不動産投資だな。安定したキャッシュフローが一番だろ。」

リュウジ：「出たよ、不動産。お前みたいな奴がアパート持ってるとか笑えるんだけど。」
シンイチ：「持ってるよ、一棟。築古だけど利回りは抜群だぜ。月々20万の家賃収入。」
リュウジ：「まじかよ…。そんな金どうやって用意したんだ？絶対詐欺っぽい融資とかだろ？」
シンイチ：「いやいや、ちゃんと銀行で借りたよ。頭金は30万くらい。あとは信用を武器にフルローンだ。」
リュウジ：「頭金30万っておい…。俺の飲み代くらいじゃねぇか。それで不動産なんて買えんの？」
シンイチ：「だからお前は浅いんだよ。築古物件の競売とか狙えば安い物件はゴロゴロあるんだよ。リフォームもDIYで済ませればコスト削減できるしな。」
リュウジ：「DIYとか言われてもなぁ…俺、家具の組み立てすら苦手なんだけど。」
シンイチ：「そんなお前にぴったりな方法があるぞ。」
リュウジ：「ほほう、何だ？」
シンイチ：「サブリースだ。」
リュウジ：「それ聞いたことあるぞ。管理会社が全部やってくれるやつだろ？でも、あれ手数料が高いとか聞くけど？」
シンイチ：「そりゃそうだ。でも初心者には手間が省けるし、家賃保証でリスクも低い。何より、資産運用に時間をかけずに済む。」
リュウジ：「なるほどなぁ。でも不動産ってリスク高そうじゃね？」
シンイチ：「だからこそ勉強が必要なんだよ。立地とか、周辺の需要とか、調べることは山ほどある。」
リュウジ：「ふーむ。でも俺、不動産の知識ゼロだしなぁ。」
シンイチ：「それならまずはREITから始めるのもアリだな。」
リュウジ：「REITって何だ？」
シンイチ：「不動産投資信託だよ。要は不動産の株みたいなもんだ。少額から始められるし、分散投資もできる。」
リュウジ：「なるほど…。でも、俺はもっと手軽に儲かる方法がいいんだよな。」
シンイチ：「お前、そういう考えだからすぐ失敗すんだよ。地道にやれ、地道に。」
リュウジ：「地道にやりつつ、ちょっとした爆発力も欲しいんだよ。何かいい案ないか？」
シンイチ：「爆発力なぁ…。じゃあ、せどりとかどうだ？」
リュウジ：「せどり？本とかゲームを転売するやつか？」
シンイチ：「そう。最近は電脳せどりって言って、ネットで商品探して利益出すやり方もあるんだ。手間はかかるけど、リターンは意外と大きいぞ。」
リュウジ：「へぇ。でもそれって一種の転売だろ？悪どいイメージない？」
シンイチ：「合法的な範囲でやれば問題ないさ。むしろ、市場の需要を満たしてるんだから。」
リュウジ：「まぁ、試してみる価値はありそうだな。他には？」
シンイチ：「そうだなぁ…次は副業か。最近はChatGPTを使った仕事が流行ってるらしいぞ。」
リュウジ：「また出たよ、お前の怪しい話。ChatGPTって何だよ。」
シンイチ：「AIのことだよ。ライティングとか、翻訳とか、色々手伝ってくれる。お前みたいなやつでも稼げるチャンスがあるってことさ。」
リュウジ：「おい、俺を馬鹿にすんな。でも、確かに興味あるな。どう始めりゃいいんだ？」
シンイチ：「まずはブログとかSNSで情報発信してみろ。そこから仕事をもらう流れを作るんだ。」
リュウジ：「ブログって…。お前、俺の国語力知ってんのか？読書感想文で赤点取ったんだぞ？」
シンイチ：「心配すんな。今はAIが文章を作ってくれる時代だ。お前がやるのは修正だけだよ。」
リュウジ：「なるほどな…。お前、意外と頭いいじゃん。」
シンイチ：「だろ？だから素直に俺の言うこと聞いとけっての。成功したけりゃ、地道な努力とちょっとの勇気が大事だ。」
リュウジ：「よし、わかった！まずはインデックスファンドと不動産投資、せどりとChatGPT…全部やるぞ！」
シンイチ：「おいおい、全部は無理だっての。一つずつ着実にやれ！」
リュウジ：「いや、俺は成功する男だ。やれるだけやってみせる！」
シンイチ：「お前、その勢いだけは認めるわ。じゃあ、成功したら焼肉奢れよ。」
リュウジ：「もちろんだ！でも失敗したら、借金肩代わりしてくれよな！」
シンイチ：「……断る。」