強い組織は、全員参加!
現場で支援している際には、みなさんと同じように担当利用者が2~3名割り当てられていました。主な仕事としても大差なく、家族との調整であったり居室や衣類の管理であったりと言ったところです。若干違うのは、当時はサビ管の制度が無く、各担当が個別支援計画を作成していました。良い悪いは別として、例えば1年目の職員などの特に経験もない人も計画を立てていました。前の施設にいた最後の頃は、全員がほぼ今の△△△の個別支援計画方式=ICF~ブレイクダウン~計画~支援プログラムまで策定し実行していました。あの頃のメンバーができたのだから、きっと△△△のメンバーもできるはずです。○○先生の研修も、その当時より格段レベルアップした内容を皆さんは、理解されてますからね。。。
前置きは、これくらいにして・・・担当となると、やはり自分の担当する利用者がより良くなってもらおうと一生懸命になります。立てた目標が達成するように、日夜努力するわけです。一生懸命にツールを作り、空いてる時間はその利用者となるべくコミュニケーション取ったりするんです。もちろんそれで上手くいったケースもあれば、上手くいかないケースもあります。ほとんどは上手くいかないケースが多かった気がします。上手くいかないケースはなぜなのか?を考えると、担当だから自分一人でなんとかしなくちゃーと思っていました。自分が1対1で支援できる時間は限られています。当時は日中と生活の担当は分けていました。もちろん勤務が休みの時があります。
また、自分が勤務する時間は、何も自分の担当利用者だけではなく、同僚の担当利用者も支援しなくてはいけません。結局利用者一人の個別支援計画の目標を達成していくには、担当だけでなく、フロアの同僚など関わる人全員の協力が必要になるわけです。そこには、やはり共通の目標=個別支援計画の長期目標=ビジョンが不可欠になっていきます。そこに向かって全員が当事者意識を持って参加・支援してくれれば、よほどのことが無い限り計画は達成されていきます。
さて、組織においてはどうでしょうか?反対側からお話しすると、今の△△△において、ビジョンとは何でしょうか?もうみなさん答えられますね。「働きやすさと支援の質で■■№1」です。ここに向かって全員がそれぞれの立場で何をなすべきか?何ができるのか?を考え、実行することです。医務・事務・職員などの職種、1年目・ベテランなどの経験年数、施設長、パートなどの立場、そんなものは一切関係ありません。
そればかりではありません。組織の中では、かならず問題はあっちこっちで起きます。問題解決も、一人で解決しようとしても、なかなか上手くいきません。多くの人が知恵を出し合い、その問題にみんなで立ち向かうことで、解決に近付くことができます。ビジョンや目標、課題・問題に対して、組織の中でどれだけ当事者意識を持って、全員参加でそこに向かえるか否かが、組織の質と言っても過言ではないでしょう。
2020年度のスタートは、新型コロナウィルスという国難ともいうべき事態の真っただ中スタートしました。ある意味、この困難を乗り越えられるのか、日本中で試されています。△△△にとっても、これが今後の試金石なのかもしれません。△△△が未来永劫存在しうるに価値があるかないかを試されている気がします。
2020.4 しせつちょうだよりより
だれかの気づき・きっかけになりますように!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?