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子育ては楽しいか苦しいか

みなさんこんにちは。ぬくぬくママSUN'Sかなちゃんこと中村香菜子です。
ずっと子育てが苦しかった私ですが、最近、子育てをすることが楽しくなってきました。

子育てを始めて16年と2か月。長女は高校2年生へとなりました。
高校1年生から2年生へとなる中で娘も含めお友だちもすごく成長しました、と先日、高校の担任の先生とお電話でお話させていただいたところです。

0歳から3歳、3歳から6歳、も大きな成長を遂げることはよく知られていますが、子供から大人へと移行する10代の成長も本当に目を見張るものがあります。

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高校2年生になった長女は、中学時代の思春期を抜けたのか、毎日たくさん話をしてくれるようになりました。
家庭や地域だけだった世界が、もう少し広がり、たくさんの方と出会う中で、ぐっと大人に近づいた感じがします。学校のこと、友人のこと、バイト先での出来事・・・そのすべてがキラキラしていて本当に楽しそうです。

そのおしゃべりの中で、小さかった時のことをたくさん話してくれます。
弟たちが生まれる時、産院から帰る時間になると、小学生になっていても毎日大泣きをしていた長女。
「あの時、どうしてもお母さんがいない家が嫌だったんよ。なんでかわからんけど」
と、笑いながら話してくれます。

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長女が1年生になった時、私は3番目の子どもを妊娠していました。多忙な夫はなかなか家におらず、ワンオペ育児・・・なかなか学校に慣れず、毎日泣いていた長女のため、大きなおなかを抱え、さらに3歳の長男を自転車に乗せて押しながら、毎日小学校へと一緒に歩いて送っていきました。嫌がる長女、まだまだ幼い長男の、学校幼稚園のダブルの送り迎えに妊娠中の私は、心も身体も限界を迎えていました。

子どものために、私は母として何ができるのだろう、何をしてあげたら子供たちは今よりよくなるのだろう。毎日必死で子育てしていました。

この間、長女にこの話をしました。「お母さんね、あの時、小学校の運動場の真ん中で、大きなおなか抱えて、はるくん(弟)もおって、泣いてるのんちゃん(長女)と一緒に泣き崩れてしまったんよ。あの時が人生で一番つらかったよ」

すると、長女が
「覚えてるよ。あの時は、つらかった。先生に毎日連れられて、本当にいやだったんよ」
と言ってくれました。

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思えば、16年の間、長女と私はいつもけんかをしていました。
どうして思うようにいかないのか。

授乳、トイレトレーニング、食事、あいさつ、ピアノ、勉強、・・・きりがないほど、たくさんのことを長女と一緒に取り組んできました。いつも初心者ママである私は、長女にとって、良い母ではなかったと思います。長女のありのままを認めることができず、いつも否定ばかりしてしまっていたようにも思います。

ずっと、私は子育てがつらかったです。こどものことがかわいいとのんびり思える時間はほぼなく、こどもたちのために、いつも努力をしていました。心も身体も痛くて、きつい日々でした。

それが、最近、高2娘,中2息子(在宅不登校)、小4息子の子育てが楽しくて仕方なくなりました。大きくなったから??子供たちがいい感じで成長したから?いろいろ考えていましたが、私自身が、こどもたちのありのままの姿をすばらしいと、やっと思えるようになったからだと思いました。

考えてみれば、こどもたち、できないことがたくさんあります。長男に至っては、6年生から学校に行かなくなり、毎日家でゲームなどをして過ごしているので、心配しかない感じなのですが、なぜか、私にはどの子も素晴らしく思えるのです。

子どもが、言うことをきけばいいのになあ~と、ママたちは何度も思うのではないでしょうか。「静かにしてほしい、もっとご飯食べてほしい、人にやさしくしてほしい、自分の意見を言えるようになってほしい、片付けができるようになってほしい、勉強ができるようになってほしい」私もずっと思っていました。

でも、母である私が、子どもだって完璧ではないことを理解し、子どもの言うことに耳を傾ければ、ぐっと見えてくる世界が変わってきました。

例えば、息子たちが欲しがる高額なカードや、ゲームソフト。私からすると、それに何の価値があるのかわかりません。しかし、少年の価値観とおばさんの価値観が同じであるはずがないのです。
それなら、私は、理解できなくても、
少年たちの価値観にできる範囲で寄り添いたいと思いました。

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子どもにとって、何が楽しくて、何がつらいのか、そのつらいことは、絶対しなければならないことなのか、楽しいことは、もっとできないのか、こう探していくと、案外、ふっと楽になるポイントはある気がします。

私は、辛いことの先に幸せがあるとは思いません。
努力だって、本来楽しんでするものです。

赤ちゃんであっても、子どもたちはいつも何かを考え、さまざまな表現で大人に訴えてきてくれます。
小さいうちは、言葉にならず、親たちは本当に頭を抱えています。でも、親が一生懸命子供の意思に耳を傾けていれば、かならずそれは、子どもに伝わると思います。そして、100%理解できなくても、理由を追求するだけでなく、「今、そうなんだね」「今、泣きたいんだね」「今やりたくないんだね」とありのままのその子を認めてあげると、きっと、子育ては苦しくなくなると思います。
そして、こどもを100%理解できなくても、100%思い通りにしなくても、「分からんな~(笑)」ってママが笑ってたらいいと思います。
わかれない自分も、わからん子どものことも、「許して」みたらいいと思います。
あとは、あまり子供のことに集中しすぎず、一定の部分では、ママ自身

「自分」のやりたいことに打ち込むことも大事だと思います。

不登校だろうが、成績が悪かろうが、立ち上がるのや言葉を発するのが遅かろうが、誰かの決めた基準ではなく、私自身の決めたものさしで、こどもたちをいつも愛してあげたいです。
それができると、他人の子も、自分の子も、どんなタイプの子も、いとおしく、胸がきゅんきゅんして、うれしくなります。

これができるまで15年以上もかかってしまいました。

今でも完全にできているわけではありません。

不器用で、子育てがへたくそな私が、ずっと一生懸命子育てに向き合ってきた16年。苦しくて痛くて、涙が出ることがたくさんありました。でも、私は、今本当に子供たちのおかげで幸せです。
今、乳幼児子育てを奮闘している人、思春期のこどもたちの反抗に胸を痛めている人、どうにか、子育てを楽しむ方法を一緒に模索していけたらうれしいです。

せっかく子育てできる人生。一緒に楽しさを見つけていきましょう。


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