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自分を許してあげて
こんにちは!ぬくぬくママSUN'Sのかなちゃんこと中村香菜子です。
昨日、ある場所で
24時間以内に起こったプチハッピーを教えてください、という質問に対して、
「1歳になる娘が初めてパパって呼んでくれて、プチどころか、最高にHAPPYでした!」
と答えている若いパパさんのお話を聞きました。
それを聞いて、私にはそんな経験あったかなと思い返していました。
長女を産んでから数年間、恥ずかしながら、ほぼ、娘をかわいいと思えたことがなかった子育てをしていました。
大切すぎて、絶対に失敗したくなかったし、
絶対に誰にも娘のことを任せられませんでした。
9か月から自分の職場である保育所に預けましたが、
お帳面にはギッシリと細かく子どもに対するお願いを書き、
保育所に
「任せる」
ということができないママでした。
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もちろん、時々父親や実家などに預ける時も同様に事細かくお願いをし、
100%娘の育児を把握し、寝ても覚めても娘のことしか考えられない日々が続いていました。
夜は、よく泣いて起きていた娘の相手をするため、2,3年は朝まで熟睡したことがありませんでした。
娘が3歳の時に長男が産まれ、その3年後には次男が産まれたため、
7,8年は朝まで熟睡できない日が続いていました。
その間、母乳育児も長期で続けていたため、不眠や頭痛肩こりもなくならず、体調を大きく崩したこともありました。
その頃の私の口癖は
「歯を食いしばって」
でした。
自分は専業主婦で、何もしていないから
もっともっと努力しないと、と、完璧を目指していました。
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結果、子どものことを「かわいい」と思ったり、「癒される」と思った経験がほとんどありませんでした。
専業主婦(育児休暇中なども含め)が
子どもを預けることは、たとえ、複数人数子どもがいる場合でも、
怠けと思っていました。
だから、上の子の幼稚園行事にもほぼ下の子を連れていき、どちらの子どももまともに見ることができず、
帰り道でぽろぽろ涙が出たことは何度もあります。
私の乳幼児子育ては、たった一人で、誰にも頼ることができず、
自分が勝手に決めた自分の牢獄の中で、もがき苦しむ
暗黒の日々でした。
令和の子育ての話を聞いていると、
自分がどれだけ愚かだったのかと思います。
夫婦で何事も助け合い、話し合う育児。
文明の利器や、便利なものはしっかり使い、子どもに向き合う余裕をもつ育児。
頼れる制度や、人間関係を最大限に利用し、子どもを自分以外の人にも見てもらうことのできる育児。
そんな育児だからこそ、心から子育てが楽しい、うれしい、
子どもがかわいい、と思えるんだと思います。
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「子育て中も自分を大切に」
「完璧な親なんていない」
「親だって、休憩が必要だよ」
10年以上前に私がアタラシイ!と感動したその概念は、
今や、どんな人も知っている既存の概念です。
私が長女を産んだ頃は、
「専業主婦は3食昼寝つきで、遊んでいる」
という概念がまだまだありました。
だからこそ私は、少しでも自分が役にたっていると、
誰かに認めてほしかったのかもしれません。
イタイ苦しい思いをしても、絶対に貫きたかった自然分娩や母乳育児。
誰にも預けず、絶対に楽をしたくなかった乳幼児育児。
預かり時間の一番短い幼稚園、週三回のお弁当、
すべて、私の手で、やりたかった。
本当にばかな私。
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でも、全部やれてよかったことばかりでした。
私が心からそうしたかったからしたことばかりでした。
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こんな話を令和の育児中のみなさんにしても、
現代っ子に戦争中の大変さを語るような
全く理解できない想像できない世界かもしれません。
自分の人生は何だったのだろうと思います。
私は、何の役にも立たず、子どもにもいい母親でいることができなかった。
そう思えば思うほど、今でも涙がこぼれ出てきます。
だからそこまで思ったら、
やっぱり自分をいじめるのはやめようと、深呼吸するわけです。
私はよくやった。
20代前半、右も左も分からない中、
一生けん命に子育てしてきた。
よくやったよ、かなちゃん。
って、自分に言おうって思います。
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そんなんでは、ダメだって、言う人もいます。
でも、自分のしてきたことを、いいんだよって、許してあげようと思います。
今は、もう大きくなってしまった
3人の子どもたちがとってもかわいいです。
どの子も、素晴らしい存在だと思えます。
そう思うまでに長い時間がかかりました。
大切すぎて、大事すぎて、全部自分でしたかった、不器用な私。
いつも自分を責めて、自分をいじめることばかりしていた私。
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なかなか、自分を許すことはできないけれど、
でも、自分を許す努力をしようと思います。
前は、うまく笑うことができなかったです。
いつもどこかが痛くてつらくて、
おいしいものを食べたり、運動したり、みんなで遊んだりして、
それを紛らわしていたけど、
でも紛らわすのじゃダメです。
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心から自分が幸せにならないと、
周りの人を幸せにすることはできません。
私はちっともポジティブで元気ではありません。
だけど、みんな、
「かなちゃんから元気をもらいます!」
「中村さんすごいですね!」
と声をかけてくれます。
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なんでかなと思います。
私の魅力は、きっと弱さをいつもさらけ出しているところだと思います。
私は、弱くて、悪くて、ブラックです。
でも、だからこそ、みんなに向けて愛の力をたくさん発信できます。
絶対に自分にも他人にも嘘はつきません。
いつも精いっぱい生きます。
そんな声を聞いて、
「いいね!」「私も同じです!」
とわかってくれる人に時々出会います。
そんな時はうれしくなります。
私は、これからも私やぬくぬくママSUN’Sを必要としてくれる人にもっともっと出会いたいです。
だから、凹んでもいい、傷ついても不安になっても失敗してもいい。
かなちゃん、よくやったよ!よくやってるよ!
と、今日も心をぐいっと動かして自分を励まします。
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あと少しで100人達成!
どうぞよろしくお願いします🙇