![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/36460339/rectangle_large_type_2_a77c2e9b5f91e717d8ab7769b5ed1795.jpg?width=1200)
迷惑かけてこそなんぼ
こんにちは!ぬくぬくママSUN'Sのかなちゃんこと中村香菜子です。
10月になり、ぬくぬくママSUN'Sサークル後期チームががスタートしました。法人事務局も7人になり、新しいサークルメンバーが5人も入ってきて、みんなで20名!ますます楽しい予感!
先日のドキュメンタリーで半年を追ってもらって改めて気づいたのですが、現在はリラックスして楽しむことができているメンバーも、映像を見ると、4月当初の表情がどことなく緊張しているように見えました。
新しいメンバーたちもきっと半年後にはもっとリラックスして「ぬくぬくママSUN'Sが私の居場所、ふるさと!」みたいに感じてもらえるように、いっぱいみんなでぬくぬくしていきたいなと思うところです。
新メンバーが特によく口にする言葉として
「迷惑をかけるのでやめておきます」「迷惑をかけてすみません」
まあ、世の中的にも長い間、流行ってますよね、この言葉。
コロナ禍になってもっともっと流行るようになりました。
「感染して申し訳ありません」ってね。
で、周りの人は
「迷惑だ!!」って怒ってる図・・・。
今の日本は他者に迷惑をかけず、個人の中で問題を解決して他者に迷惑をかけないことを美徳とする文化があるみたいです。
私は「迷惑をかけてなんぼ」だと以前から思っています。
(迷惑をかけた方が価値がある)
そもそも一般的に使っている「迷惑」は、本当に迷惑なのでしょうか・・・
もちろん、いじわるや、人が嫌がることをわざとするのはよくないでしょう。でも、人の助けを借りたり、自分が不十分な点を誰かに補ってもらうのは「迷惑」とは言わないと思うのです。
例えば、子供がさわぐ、何かを間違える、不得意なことがある、やむ終えず遅刻をする、・・・そんなの生きてたら普通のことです。
講座などで、子育ての相談に乗っていても、迷惑の話で悩んでいることをよく聞きます。
1,2才の子供たちは他者に興味があるけれど、一緒に遊ぶという発達段階には至りません。そのため、お友達をたたいてしまったり、おもちゃを横取りしてしまったりすることもあります。
そんなとき、公園や支援センターなどのあそび場でママたちは対応にいつも悩んでいますね。
「迷惑をかけてどうしよう」「相手のママは怒ってないかな」・・・知らない人同士だとすごく難しい対応になると思うし、「できるだけ迷惑のかからないように距離をおいておこう」となるかもしれません。
さみしいですよね・・・
私はぬくぬくママSUN'Sの場を、みんなが迷惑をかけあえ、許しあい、支え合える空間にしたいと思います。
子供も、大人も完璧ではないです。
だからこそ誰かの手を借り、力を借り、生きていくのです。いわゆる迷惑をかけるところから、面白いことが起こったり、人間関係が深まっていくのだと私は思います。
大事なのは、迷惑をかけっぱなしにしないことが大事ということです。助けてもらったら、「ありがとう、うれしい」という気持ちを伝える。それだけでもお世話になった人を幸せな気分にさせています。
そして自分も違う場面で誰かの力になれるようにする。それは、その人にすぐに返さなくてもいいと思うのです。
人生全部トータルで、誰かのお世話になって、誰かのお世話をしている。
惜しみなく他者を許し、惜しみなく他者を助けること、そして他者に迷惑をかけることを恐れないことが、幸せな世界への近道ではないでしょうか・・・。
私も実践は難しいですけどね。私の理想です。
今、緊張して「みんなに迷惑をかけたらどうしよう」「迷惑をかけないようにきちんとしなきゃ!」と思っているサークル新メンバーが、リラックスして自分を輝かせてくれるために、私はなにができるかなと考えています。
一瞬で何かが変わることはないでしょう。
「大丈夫だよ」「ありがとう!」「こんなことができているね!」
「あなたのこんなところが素敵だよ!」
そんな言葉を互いにかけあいながら、ほんのちょっとずつ、日々を豊かにしていけたらと思うのです。
そんな半年の繰り返しで、ぬくぬくママSUN'Sが居場所、ふるさとになって
いくひとが、増えていけばいいなって思っています。
うん、迷惑はかけてこそなんぼです。
【おまけ】2019年6月にもよく似た記事を書いてました。この時より意見に自信が出てるなって感じます。