母が発達障害を “理解” してくれた日
(いつも読んでくださってありがとうございます、ハートマークも大変励みになっています。)
正確に言うと僕が散々、
「何を言ってるかわからないと思う、
当人の俺だってわけわかんないんだから、
なんら文献的なものも見当たらない
しかもろくに長期間働けた実績のない俺には何の説得力もない、
でも息子が真剣に訴えてることだから
『そうなのかも知れない』
『そういうことが起こっているのかも知れない』
と頭に留めておいてほしい」
とわめいたので(草)、一定の理解は示してくれていましたが。
今回、母は僕が多動や無くし物などのわかりやすいADHD要素がなく先延ばし系の要素だけ強い、
めんどくさい障害の中でもさらにわかりづらくめんどくさいやつであることを理解してくれました
母には発達障害に関する名著(文献ついにあったわ)
「わかっているのにできない脳」
を先日読破したのでこれを読んでくれないかとお願いしていました。
タイプ別診断の為の自他チェックの「他」の部分もやってもらうために。
母は読み終わった途端に図書館に行って著者と翻訳者の関連本を10冊ほど借りてきました
もう5冊ほど取り寄せもして泣
(中身については別記事で書く予定です。興味がある方は是非読んでもらいたいです。)
-----------------------------------------------
母は発達障害の当事者会?的なものにも何度か顔を出してくれていましたが、そこで当事者の方やその親が話していたことに色々納得がいったとのこと。
他にも点と点が繋がって線になった的なこともたくさんあったようで、僕もヒートアップしつつ色々と語り合いました。
-----------------------------------------------
まず、僕の父は典型的な発達障害であること。
正確に言うと発達障害ではないです(秒で否定は草)
超大手企業でエンジニアとして能力を存分に発揮し、「生きづらい」と感じてはいないので。
仕事ではいかにもな過集中を発動させています。
集中している時は全く人の話なんて聞かないし、他人に全くと言っていいほど興味がありません。
優秀な人材が集まる職場の中でも、突出した集中力と頑固さ=こだわりで
「○○さんは絶対にミスをしない」
「○○さんは絶対にやり遂げる」
と周囲から絶大な信頼を得ているそうです。
まさに天職です。
そして捻くれてるわけでも拗ねてるわけでもなく、僕に対しても純粋に興味がありません(苦笑)
ドラマとかでよく見る息子に冷たく当たる感じの父親像じゃなくて、マジでごく自然に興味がないんです笑
発達をガチガチに遺伝させられた上に向こうはいかにもな大成功型でしかも無関心とか正直たまったもんじゃない
と思ったこともありますが、
人畜無害で自分のことを鼻にかけてモラハラ的に息子に説教することも一切なく、
浪人しても留年しても(突然のクソヤバ甘ったれカムアウト)ニートしてても
自分の給与がゴリゴリに無駄にされてるのに一切関心がありません。
というか成人までちゃんと育ててくれたならば、たとえ発達に生まれてきたとしても本来ならあとはもう自己責任の範疇だと思います
責任取れてないけど(クソが!)
-----------------------------------------------
何より驚いたのは母も
「私も発達だと思う」
と言い出したこと(前からそれっぽいことは言ってましたが、確信)
たしかに母は手先が不器用だったり、
片付けが苦手で部屋が散乱しがちだったり(度は超してないですが)
人付き合いは最低限で家にいがちだったり、
そもそも父親に惹かれて結婚していたりで
傾向はあるっちゃあります。
ただ、先延ばしを最後は理性でねじ伏せることが出来たり、
性格はめちゃくちゃ普通っぽかったりで少しだけだらしない健常者だと思ってました。
正確に言うと「生きづらい」とまでは感じてないからやっぱり発達ではないし(またかよ)、かなり白寄りのグレーゾーンってとこですかね。
2人とも、気づかないまま働けていた隠れ発達が多い、緩やかな時代を生きていたことも影響していると思います。
-----------------------------------------------
母は20年も前の本でADD(ADHD)はタイプ別に考えろ、
「脳の健康を保て」
と主張しているのに日本がいまだに遅れていることに驚いていました。
2人で話題になったのは
・引きこもりは発達率が高い
・日本の発達は人知れず社会から外れて死んでいくので声が上がらない(80-50問題など)
成功していないので言い訳にしか聞こえず説得力もない
・女性の発達は結婚して理解のあるパートナーを得るパターンもあるが、男は能力=仕事=本人の評価なので引きこもって死ぬだけ(絶望)
・発達の中の成功者は成功者で発達の自覚も生きづらさで苦しんだこともないので声を上げない
(著者のエイメン博士は息子が発達なので気づけた、頑張れた)
・子どもの頃明らかな多動があると分かりやすいが(特に発達の理解が少しは進んだ現在)、
そうでない大人の発達障害も相当数いる
・アメリカはそれこそジョブズに代表される母国に莫大な利益をもたらすギフテッドのような人材育成も考え、飛び級など環境を整備するが、
日本社会はある意味で輪を乱す、分かりにくい面倒な人間はまとめて社会から排除しておいてしまう方が国民性的にも教育・行政的にもやりやすくそっちを選んでしまっている
など。
仮説の域を出ないものやここにも書かないような飛躍しすぎかなって話もありますが、備忘録として。
母が借りてきたエイメン博士の他の著書も読みたいし、
さっき「わかっているのにできない脳」の実践編の2巻の存在を知ったので(バカ)
こちらもすぐに購入しました。
-----------------------------------------------
【昨日のスケジュール】
500-930過ぎごろ 友人宅、睡眠
1130 年金センターの相談時間を3時間勘違いして地元に戻る
30分炎天下の中を歩く(死ぬど!by千鳥大悟)
1430- 年金センターで障害者年金申請の相談
note更新、母と会話、イラスト
初心を受けた医者に手紙を書く
-----------------------------------------------
【昨日できたこと】
・散歩
・簡単なイラスト2枚
・note更新
・その日のうちに医者に手紙を書く(ナイス)
-----------------------------------------------
障害年金申請の手続きですが、
自分が引っ越し等で転院が多かったりその記録があまり手元に残ってなかったりで色々めんどくさい・・・
大金を実質何もしてないやつに支給するのだから簡単にいかないのは当たり前ですが、、、
出来たら今後の受給が許可されるのはもちろん、さかのぼった分も貰いたいけどどうなんだろ。。。
働けていた期間がそれなりにはあって、ダメダメだったのはここ2年だからそこだけかなぁ。
あまり期待せず、でもベストは尽くそうと思います。
(ここまで読んでくださってありがとうございました)