ぜんぶ、ひとつ。ぜんぶ、わたし。
GW。
実家に帰省。
なんだろう。
家を離れると、やらなければならないことが一旦脇に置かれて、朝も早く目覚める。
自分の部屋はまだ本などが残っている。
ふと見ると、
ああ、こんなことしてきたんだな。とふりかえってみたくなった。
「自然」と「子ども」というキーワード
学生時代は「自然」と「子ども」をキーワードにいろんなことをしてきた。
サークル(部活)は「自然保護研究会」。通称「ジホ研」。
高校生の頃、進路を考えていて、なんとなくなりたかった職業、「保育士」。
自分が保育園の頃、とてもお世話になった、大好きな先生がいて、
保育園卒業後も先生に会いに行ったり、年賀状を出し続けていたり。
いつの間にか、「保育士」という仕事に憧れていた。
大学進学前にその先生と話をする機会があり、
保育士のことをちょこっと聞いた。
ただそこで、男性で保育士ということの大変さを知り、
保育士はやめた。(←そこまでの熱がなかった)
どんな道に進もうかと、考えていて、
でも興味があったのが「福祉」の分野。
+「人」についても関心もあったので、そんな大学も。
そして、社会福祉系の大学を受験。
・・・
すべて落ちる。
浪人はしたくなかったので、近くで入りやすそうで、ちょっと関心のある大学に進む。
そして受かり、そのまま進む。
サークルを探していたときに大学に入り初めてできた友人に誘われたのが、
その「ジホ研」だった。
自然体験を通して「子ども」に関わることができる。
保育士になりたかったこともあり、違う形で子どもたちと接することができた。
先輩たちや同学年の人たちは本当にかけがえのない存在になった。
自然は好きだった。
ジホ研に入りより「自然」のことに関心を持ち始める。
「自然保護研究会」なので、自然とそうなった。
「環境問題」について考えさせられた。
子どもと接することで、”子どもに教える”ということが自分にとっていいアウトプットになっていった。
でも正直難しいし、よくわからない。
問題になっている原因はなんだ?
「環境」のことだけで見ていても、自分たちの生活のことを考えるとそれだけでは解決できない。
学びは少しだけれど「経済」の分野も学んでいたから、
「環境」と「経済」の両方の視点から考えさせられた。
その中で自分でできることを考えていった。
サークルの活動が”子どもたち”が関わってくるから、
見えてくるのは「未来」のこと。
わからなことも、子どもたちの視点からたくさん教えてもらった。
何も知らないからこそシンプルな答えが見えてくる。
子どもたちの感性にいつも学ばせてもらった。
そして、サークル内だけで収めず、もっと外を見ることにした。
世界が変わる
きっかけは大学の先輩。
本当にあの時一緒に連れ出してもらって、それがきっかけでいろんな”外”を見たくなった。先輩に大感謝。
それから、世界が変わった。
実際に仕事にしている人たちの話を聞いて、
「こんな仕事もあるんだ」と世界が広がり嬉しかった。
「自然」と「子ども」を仕事にする人たち。
「こんな風に仕事していけるのはいいな~」
それから「環境教育」「インタープリター」の分野でさらに視野を広げてみた。
いろいろなイベントに参加してみたり、講座を受けて資格を取ってみたり。
子どもキャンプに参加したり、自然観察会に参加したり、プロジェクト・ワイルドなどの講座、
サークル外でもイベント企画運営をさせていただいたり。
もう一つ持っていたキーワード「食」からもいろんなアプローチをしてた。
そんなことをしてたら、たまたま出逢った人たちがいた。
より「子ども」というキーワードで、しかも新しい仕事をつくっている人たち。
その斬新なアイデアに心奪われ、ボランティアを始めた。
とあるNPOの団体。
「環境」からの「自然」を中心に見ていたけれど、
その中でも「子ども」の世界にもとても関心を持っていた。
「自分が見てみたかったのはこれだ!」というように
より「子ども」を中心にいろんな分野が広がった。
センス・オブ・ワンダーを仕事に
そこでも教えてもらった『センス・オブ・ワンダー』の本。(←こんど記事にしよう)
「自然」と「子ども」からの「センス・オブ・ワンダー」を見ていたけれど、
「子ども」からの「センス・オブ・ワンダー」。
その「感性」そのもの。
それを見るのが好きだった。
「感じる」こと。
一個自分の中の真ん中のようなワクワクがまたできた。
センス・オブ・ワンダー。
それから「まち」と「人」という視点でまた違う世界を見させてもらった。
学校(先生)以外で子どもにかかわるのは、児童館のイメージが自分の中でなぜだか大きかったので、
(実際に児童館での活動や学童のアルバイトもしていたのもあって)
「建築」という分野からの「子ども」へのアプローチがとてもおもしろかった。
子どもの地域参画。
まちの遊び場。
まちの中で、都会の中で自然体験ができる。
道で遊べる。
自然の中だけでなくても、子どもたちの「感性」が育まれる。
キャンプのプロジェクトもあったので、ボランティアさせていただき、
自然体験の視点からのキャンプだけでなく、
地域、人、と関わることができるキャンプ。
「まち」と「自然」と関わることができる、エコツアーのようなキャンプ。
なにより子どもたち・ぼくたちの”ワクワク”がいっぱい詰まっていた。
この”ワクワク”を共有できると、不思議な偶然を生み出されたり、
出逢いがあったり、
なにより、一番楽しい瞬間。
そのキャンプもきっかけに、NPOのスタッフとして仕事をさせていただけることにもなった。
それから地域コーディネートにも興味を持ち始めた。
自分の中の”ワクワク”は分かち合い広がってゆく
本当に人生何が起こるかわからない。
でも、自分の中の心が感じていること、
”ワクワク”を大事にしていれば、不思議と出逢いがあり、流れるように人生が進んでゆく。
少しづつ広がっていく自分の視野は、
またたくさんの経験、体感の中で自分の思いに変化が生じ、
その時その時、生まれてくるものがある。
常に変わっていくのかもしれない。
でも、自分の中で何か”芯”があれば、
大切な変わらないものをそのままに、
さらに世界も広がってゆくのかもしれない。
中心をそのままに、たくさんの学び・気づき・経験がまた太い軸になり、
あらゆることがひとつにまとまってゆく。
今までの全部が自分。
これからもどんな展開をしていくのか楽しみだ。
どんな出逢いがあるのだろう。
自分の中でもたくさんの変化がある。
そして、変わらないものもちゃんとある。
ぜんぶ、ひとつ。
ぜんぶ、わたし。
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