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星に願う七夕、ルーツと今をむすぶ

七夕は古代中国の「乞巧奠」と
日本古来の「棚機女」の風習がむすばれたものが
現在の七夕です。

「乞巧奠(きっこうでん/きこうでん)」または「乞巧祭会(きっこうさいえ)」は、織女星(織姫星)が夜空に輝く7月7日の夜、糸や針の仕事を司る織女に対して、手芸や機織りなどの技巧上達を願う年中行事。
「乞巧(きっこう)」とは、「技巧を授かるよう願う、上達を願う」といった意味。「奠」は、神仏に物を供えて祭るという意味。

https://www.worldfolksong.com/calendar/tanabata/kikouden.html

乞巧は、手技の向上を願うもの。
奠は、神仏へのお供えなんですね。

民謡・童謡もルーツを辿るとおもしろいですね。
水辺で身を浄めると、一緒に災難を持ち帰る。

七夕も旧暦に基づきます。

沖縄の暮らしの百科にも。

七夕は旧暦に基づき、
もともとは農事と関係する儀式とも言われています。
五穀豊穣を祖先の霊に祈願し、
短冊を飾る笹竹も、
お盆に備えて祖霊を迎え入れる依り代が変化したものとも言われています。

沖縄の暮らしの百科より

古代中国の「乞巧奠」(手技向上を願う)と
日本古来の「棚機女」(先祖迎えの禊ぎ祓い)の風習がむすばれ
現在に至るんですね。

織姫と彦星の再会とともに星に願う七夕。

本質を見つめ、由来を見るとまた新たな発見があります。


今年も早くも一年は折返し。

6月晦日の大祓もそうですが、
一年の後半を豊かに過ごすために、
今一度リセットして
元気に過ごすヒケツを教えてくれていますね。

乞巧奠も棚機女も
神仏、先祖が関係してくるように、
自分一人だけの力では過ごせないことを
教えてくれているようです。

そして先祖の力も借りて、
受け継いでいるものをあらためて感じ、
今年は書く力、言葉を紡ぐ力に加え
さらにおばあちゃんに教えてもらった
どんなものごとの中にも本質を見出し、
美しさを大切にする力を
磨いてゆきたいと思います。



2023年七夕


ぬちぬオト

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