「切って炒めてほったらかしラタトゥイユ」で沖縄のミネラルを。
こんにちは。琉球ごはんの瑞樹です。
お盆休みですね。
沖縄のお盆は旧暦なので、こっちと少しずれています。今年は11日が迎え火(方言でうんけーと言います)で、13日が送り火(うーくい)でした。私はというと、神戸でいつも通り仕事に行き、育児をしてと日々の営みで旧盆が終わってしまいました。インスタで「エイサー」など沖縄のお盆ならでは投稿を見て、ほっこりしていました。お線香もあげていないし、ご馳走(うさんみ)も作っていません。おばあちゃんに呆れられてしまいそうです。おばあちゃんはしっかりとお盆の行事をしていました。(お盆だけではありませんが)
9月に沖縄で用事があるのと、仕事の兼ね合いもあり、帰省を後ろににずらしたのですが、やっぱりお盆に帰りたかったな・・と今さらながら思ってしまうのでした。
そんな郷愁の思いを抱いたまま、スーパーに行ったところゴーヤーが目に入り、気づいたら手に取っていました。笑
美味しそうな茄子も手に入ったことだし、今日はラタトゥイユにしよう。ゴーヤー、沖縄の海塩、黒糖を使って、沖縄を感じる味に。心とからだを元気にする各種ビタミン、ミネラルもついてきます。
ゴーヤーと相性の良い野菜
夏の紫外線をうけて育つゴーヤーは、自分の身を守るためビタミンCを多く含みます。他、ビタミンE、K、葉酸というビタミンも群を抜いて多いです。
その反面、βカロテン(ビタミンA)はそれ程多くなく、緑黄色野菜の部類ではないのです。
だからかぼちゃ、にんじん、トマトなどの緑黄色野菜を組み合わせるとビタミンが充足しやすいです。
今回はラタトゥイユなら欠かせないトマト、苦いゴーヤーとマッチしそうな甘いかぼちゃを合わせました。これで各種ビタミンを補えますし、苦味×甘味で味の奥行きを出すという算段です。
ゴーヤーは苦味ぬきをするのか?
答えはNOです。
チャンプルーやあえ物、サラダでは塩もみや下茹でをして苦味抜きをすることが多いと思います。
しかしラタトゥイユのように水分が多めの煮込みでは、煮る過程でに苦味成分が外に出るので下処理は不要と思います。だとしたら煮汁が苦くなるのでは?と思われるかもしれませんが、これがトマトの酸味、旨味と合わさると、苦さがほとんど気にならないのです。
一度お試しください。
沖縄の元気の源 塩と黒糖
沖縄のおじーとおばーが元気な理由の一つに、ミネラルの摂取量が多いことがあると言われます。その摂取源として、天然海塩と沖縄黒糖があります。
台所の塩と砂糖を、沖縄の塩と黒糖に切り替えるとミネラル摂取を増やせると気付いてから、ずっとそうしています。
今日のラタトゥイユももれなくミネラルをアップ、しておきました。
切って炒めたら、弱火でほったらかし
夏野菜を適当な大きさに切って、炒めて、トマト缶を加えたら、あとは弱火でコトコト煮込むだけ。
煮込む間にお風呂から上がった娘のお世話と掃除機がけができました。こういうほったらかしレシピ、ありがたいです。
沖縄を感じるラタトゥイユのレシピ
材料
ゴーヤー…1/2本
玉ねぎ…中1個
なす…2本
かぼちゃ…1/8個
にんにく…1かけ
トマト缶…1個(400g)
オリーブオイル…大さじ3
沖縄の海塩…小さじ1
沖縄黒糖…小さじ1
月桂樹の葉…1枚
作り方
①野菜を食べやすい大きさに切る
②鍋にオリーブオイルを熱し、つぶしたにんにくを入れて、色づくまで弱火にかける
③中火にして、固い野菜から順次炒める
今回はゴーヤー、かぼちゃ→玉ねぎ→茄子の順に入れました
④ある程度しんなりしたら、塩と黒糖を入れて混ぜて、弱火で5分蒸す
⑤トマト缶とローリエを入れて弱火で蓋をして15分煮たら出来上がり
沖縄の海水塩にミネラルが多い理由は、サンゴ礁にあります。サンゴは光合成をする時に、海をきれいにしミネラルを海水中に放出します。沖縄黒糖は海から風に乗って届く海水と、土壌からミネラルを吸収したサトウキビを丸ごと絞って作られます。
マグネシウム、カルシウム、カリウム、鉄分が精製された塩と砂糖と比べて豊富です。
沖縄の海の恵みをうけたラタトゥイユ。
簡単なのにいい出来です。野菜をぱくぱく食べて、今日も頑張れそうです。