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外資系のプラントエンジニアリング会社で求められる英語力とは?

こんにちは。ティッセンクルップ・ニューセラです。

当社への応募者からよく聞かれる質問のひとつとして、社内の英語環境があります。この記事では、当社の英語環境についてご紹介します。


社員構成について

現在100名位の社員が東京・岡山に在籍しており、その内約1割が外国人従業員です。現在はアジア地域出身の社員が多いです。外国人社員の半数以上は流暢な日本語を話します。

また当グループは、ドイツ本社をはじめイタリア、中国、米国、サウジアラビア、オーストラリア、インドに拠点があります。海外拠点とは日常的に会議・交流があり、来日者も多いです。

会議での英語

・全社集会
タウンホールミーティングなどの全社集会では、基本投影資料は英語、発表者は日英で話します。ドイツ本社などから来日した役員が発表する場合は、当社役員が日本語通訳をします。

ドイツ本社が主催するタウンホールミーティングでは、全拠点から参加するため言語は英語のみとなります。

・部門・案件会議
参加者によって言語を使い分けています。参加者に日本語が流暢でない社員がいる場合は、言語は英語になります。ただし日本語が流暢な外国人社員が多いので、日本語になる場合も多々あります。一方日本人参加者が専門・技術的なことなど英語での説明が難しい場合などは、一部日本語が混じることもあります。メッセージが正しく伝わること、参加者の誰も疎外感を感じないことを目的に言語を選んでいます。

海外拠点との会議
部門によっては海外拠点との会議が頻繁にあり、言語はもちろん英語になります。海外拠点社員は総じて英語力が高く、活発に意見が飛び交います。このような会議では、英語での理解・発信力が求められます。ドイツ人の英語は基本的に明瞭で聞き取りやすいと思います。

書類

プレゼン資料や社内資料は、後日海外拠点の社員と共有する可能性を考えて英語で作成することが多いです。また、人事評価や経費精算、ERPシステムなども英語で記入します。社内マニュアルや社内掲示などは英日両併記が多いです。

日常での英語

社内では日々英語と日本語(その他の言語も)が飛び交っています。当社社員の大半が日本人なので日本語での会話が多いですが、外国人社員が会話に入るときは、英語に切り替えて会話をしています。当社はフレンドリーな社員が多いので、英語力に関わらず積極的にコミュニケーションを取ろうとする姿が見受けられます。

英語学習サポート

当社では、英語アプリやオンライン英会話の受講料などに対し半額を補助する制度などがあります。社員は、TOEICを受験したり講座を受講したりと、積極的に英語学習に取り組んでいます。この数年で社員の英語力は向上しています。

最後に:当社で求められる英語力

社員の英語力は様々で、ネイティブレベルの方は多くはありません。部門によっては常に英語が必要ではないこともありますが、かといって使う機会が全くない訳ではありません。一日一回は英語に触れているのではと思います。

流暢である必要はありませんが、メッセージが正しく伝えられる程度の英語力と工夫は求められます。英語に苦手意識があり、外国人社員と全く話せないという人はストレスに感じるかもしれません。

もちろん、海外のお客様や拠点との正確で密なコミュニケ―ションを必要とする部門は、高い英語力が求められます。これはネイティブ並みの流暢さが必要ということではなく、英語で相手のことを理解し、積極的に意見を交換する気持ちと工夫が大切です。

当社はグローバル企業ですので、海外拠点やパートナーと連携する機会も多いです。英語力を伸ばせば、仕事の幅やチャンスもさらに広がるのではないかと思います。また、海外の人の考え方を理解しコミュニケーションしたいという好奇心が、英語力向上の鍵だと思います。


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