とりあえず3年と思っていたら永年勤続表彰までされた私の話
■とりあえず3年と思ってたらずっと働いていた
―まずは永年勤続10年、おめでとうございます!
ありがとうございます!
正直入社した時は私の飽きやすい性格という点で3年で辞めるかもと思ってたので、なんだか感慨深いです。
―え~?!冒頭でびっくり発言…!!それが10年続いたんですね…
はい。私の性格上、基本的に同じことをずっと繰り返すのがあまり得意じゃないなって学生の時から思ってたんです。
だからひとまずイメージ的に3年間同じことをやり続けたら、違うところに転職しようと思ってたんですよ。
でも、Ntsolの仕事形態的に数年経ったら違うところを支援するようなサイクルで仕事ができていたので、そこが自分に合ってたのかなって思います。
もちろん、5年以上ずっと同じプロジェクトに参画されている方もいるけれど、私はたまたまそういう数年スパンのサイクルでした。
なので気づいたらあっという間に10年…となっていました。
もしかしたらずっと同じプロジェクトをやり続けるような違う仕事形態だったら飽きてしまって、それこそ3年で辞めちゃってたのかもしれません笑
―なるほど。Ntsolが山崎さんに合っていて本当によかったです涙
■翻訳とものづくりが結び付けたエンジニアというキャリア
―そもそも女性エンジニアが今よりもっと少なかった当時、なぜエンジニアというキャリアを選んだんですか?
私、大学の時はコミュニケーションとかを学んでいたのですが、メインは翻訳をずっとやっていたんです。めちゃくちゃ文系でした。
最初就職先としては出版業界に行きたかったんです。
本を作ったりするものづくりがしたいなって思っていまして。
じゃぁ翻訳とかやっといた方が有利なんじゃないのかって思って学んでました。
でも実際就職活動してみると、間口がすごい狭かった。かなり就職先としては厳しい状況でした。
じゃあほかにもちょっと目を向けてみて視点を広げてみようと思ったとき、根底でやりたいのはものづくりなので、
そこで「もしかしてつながるんじゃない?」とシステムを作る方向で話を聞いてみようかなって思ったのがきっかけです。
そこから就活フェアみたいな大きい会場に行って、いろんな業界の説明を一通り聞いたとき、やはりものづくりという観点だとITが気になるなぁと思い、ITと出版の2つのルートで就活しようってなりました。
―そうだったんですか…!翻訳できるってそもそもすごいんですけどものづくりの観点でITが繋がったのもすごいですね…!そのようななかでNtsolを選んだ理由っていうのはあるんですか?
人ですね。
ド文系だったのでもちろんERPなんて言葉知らないですし、当時は女性エンジニアってどこでもウェルカムで結構いろんな企業の社長面談とかに行かせてもらったんです。
その中でも特にウェルカムだったこと、お人柄の良い先輩や上司の方々のあたたかさに惚れ込み、入社を決めました。
■今の業務、1日の流れ
―入社10年経ちましたが今の業務、1日の流れを教えてください。
今はコンサルとしてキャリアを進めつつあります。
今現在は上流といわれるコンサルとして関わるプロジェクトなんですけど、本番稼働が始まっているプロジェクトなので、基本的には朝毎日お客様との進捗の報告の会議が入ってきます。
そこでお客様からあがってくる課題、例えば「帳票のここがでない」とか、「ここのボタン押しても転記できない」とかそういうのが常に挙がってきます。
会議が終わってから基本的にはそういう課題を対応するのでその調査や、別途お客様と打ち合わせをして開発チームに仕事を振ったりとそういうことをしています。
―コンサルとして着実に進んでますね…!Ntsolに入社してどんなキャリアを築き上げていったんですか?
最初はプログラマーとしてのスタートでした。
下流工程と言われる詳細設計から基本的な実装まではたぶん5~6年くらいやっているはずです。
その5~6年の間に少しずつ上流も振られるようになってきて、
グラデーション的にコンサルのキャリアを築いてきました。
Ntsolはキャリアを自分と上司で話ながら決めているんですが、
私はコミュニケーションも好きなのでアーキテクトというよりもコンサルの道を選びました。
■今まで大変だったこと、それをどう乗り越えていったか
―私、営業本部長の平田さんから「山崎さんはほんとタフだよ」って聞いてるんですよ。それだけ大変なことを乗り越えてきたんですか?
もう思いつくプロジェクトが1つしかないですね笑
コロナ前だったんですけど、私が初めて要件定義、上流から入ったプロジェクトだったんです。でも、入って早々にトラブルに見舞われました。
一生懸命全力で取り組みましたが、
最終的にお客様のご判断によってそのプロジェクトは途中でストップとなり、本番稼働までリリースができなかったんですよね。
ちょっとその時は落ち込みました。
最終判断に至るまで2年という長い期間を要していましたし、1人でやっているわけじゃなくて、そこまでにたくさんの関係者やいろんな方を巻き込んで2年稼働しているわけだから、それでやっぱり本番可能まで到達できなかったっていうのがとにかく悔しかったです。
―一生懸命取り組んだ結果、本番稼働できなかったのはさすがに悔しいですね…。そこをどう乗り越えていったんですか?
周りの人がいてくれたから、に尽きますね。
みんなでなんとかしていこうっていう感じでずっと一緒にやってきたから頑張れた。
一人だったらそのプロジェクトを辞めていると思います。その時の自分も経験不足だったので。
今はその時よりかは知識も経験もあるので、今は入ったらまた違った結果になったかもしれないです。
―人のおかげって本当に大きいですね…
そういう色んなプロジェクトを通して成長を感じることができたなって思うときはどういう時ですか?
プロジェクトを全体でみることができるようになったことですかね。
私はコンサルとしてのキャリアを選んだということもあるんですが、
お客さまと会計とか経理の話とかしていると前は目の前の開発のことだけみえていたのが、
上流からやることの経験が多くなればなるほど幅広い視野で物事見ることができるのでその視点から提案ができたりする。
それが成長したなって思うことですね。
■Ntsolに居続けていること
―最初は3年で辞めるかもって思ってた山崎さんが、今こうして永年勤続表彰をもらうほど長く働けて、Ntsolに居続けることができている理由ってなんですか?
大きく2つあります。
ひとつめは色んなプロジェクトを経験できるということ。
これは冒頭でも言いましたけど、私にとってとてもあっている働き方でした。
色んなプロジェクトがあるからこそ色んな経験もできたし、その中で自分がD365FOのコンサルとしてのキャリアを少しずつ積み上げていることができています。
二つ目はやっぱり人ですね。
事業部長の南雲さんと副事業部長の西村さんって基本的に私個人のやりたいことを尊重してくれるんです。
「自分はこう考えていて、こう向かっていきたい」って言ったら、
「じゃあそっちに向かっていこうか」
って背中を押してくれます。
これをしろ、とかは全然言わないですね。
だからのびのびと仕事をしている社員が多いです。
それにとにかくすごい人が多い!!
D365に関しての知識や経験が尋常じゃなくすごい人が多いんですよ。
最新の新しく出たバージョンもすぐに調べていて、
それをまとめて全社で共有してくれたりとか。
どこにそんな時間あるんだっていうくらい笑
何かあったら頼れるなっていうとても心強い方が周りにいる。
だから私も安心するし、自分も成長できるなって思うんです。
■就活中の学生へメッセージ
―学生の時にエヌティ・ソリューションズを選んだ山崎さんから就活中の学生へ一言お願いします!
まずは迷わず一歩進んでほしいです。
コロナ禍になってIT企業は特にリモートの傾向が強くて人間関係が見えづらかったり、オンラインのみの打ち合わせがどうしても多くなるので、
そこが私は業界を受けるハードルが上がってしまっている要因になっていると思うんです。
でも、そのハードルが上がっている分、1回ちょっと踏み出してみるってことをやってくれると嬉しいなってすごく思ってます。
まずは何事も踏み出さないと始まらないですし、私もこうやってとりあえず3年って思ってたところ、いつの間にか10年も働いていたわけですし、踏み出したことで人生が変わったりする。
だから、勇気をもって一歩、進んでほしいですね。