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決勝、タイブレーク、サヨナラ満塁弾。こんな試合撮ったことない。楽しすぎた。

昨日、全国高等学校野球選手権千葉大会が幕を閉じました。

全国初の決勝タイブレークを制し、優勝したのは専大松戸。マンガのような幕切れでした。

3塁カメラマン席から、優勝を決める満塁弾を放ち、泣きながらダイヤモンドを回る吉岡選手、彼をホームベース付近で待つ仲間たちを納めた写真の数々は紙面に掲載こそされなかったものの、私の今大会ベストショットであることは言うまでもありません。

(権利の関係で個人記事に写真を載せられないのが非常に惜しい)

無料公開の記事です。記事内、3枚目の仲間たちが泣きながら生還する吉岡選手を迎える1枚が私の写真。仲間たちの全員が笑顔。涙をぬぐう背番号7。最高の1枚になりました。

敗れた木更津総合は閉会式が終わっても、涙が止まりませんでした。

いつも思います。
泣けるほど本気で取り組んできたことは素晴らしい。

「いつまでも泣くな」なんて邪道です。
思いっきり、泣かせてあげたらいいじゃないですか。18年というまだまだ短い人生で、それだけ命かけてやってきたってことです。

今年もありがたいことに千葉大会を全日程、撮影させていただきました。

11日間で約30000枚。1回戦から胸を熱くする試合、場面がたくさんあって興奮の連続でした。

決勝は4時間ゲーム。
猛暑のなか集中し、約3000枚を撮ってました。私が担当した3塁カメラマン席からの紙面掲載はたった1枚。カメラマンってそういう仕事です。ですが、あの緊張感、試合と自分も真っ向勝負で向き合いシャッターを切るのはたまらないです。

紙面にはどういう画がいいかな、そう頭を使いながら撮り、写真を選ぶ作業もまた楽しいです。

大会をおさめたグラフは今年も発売されるそうなので、そちらにいっぱい写真載せてください。選手たちのためにも、私たちのためにも(笑)

昨年は表紙に使っていただきました。

大会期間中の1日の流れ。
5時起き。7時過ぎには球場入り。9時から試合開始。ほとんどが3試合。試合の間はトイレと次の試合の準備、前の試合の写真チェックで30分なんてあっという間。撮影が終わるのは遅いと18時ころ。その後、会社へ出向いて編集作業など、全て終わると20時すぎ。数日は直帰させていただいたけど、帰宅してお風呂、ご飯、明日の準備をしたらあっという間に寝る時間。

雨で順延が続き、過密日程になったので9日~15日までの7連戦はなかなかハードでした。梅雨が明けたら一気に連日の30度超え。

暑いのは比較的得意なので「あちぃ~」って汗かきながら撮影するのは嫌ではないのですが、もう若くないのでいろいろ気をつけてはいます(笑)

夏の風物詩。
高校野球千葉大会撮影。

おかげさまで今年も全うできました。
お声かけ下さった千葉日報社さんを始め、大会・学校関係者の方々、カメラマン仲間のみなさんなど、本当にありがとうございました。

さて、千葉大会は終われど、私の高校野球取材はまだまだ続きます。

ここからは撮影より編集の仕事が多くなりそう……それもまた違った意味で大変ですが、高校野球が大好きなみなさんがお手にとっていただけるような、思い出として残したくなるような写真を作っていきたいと思います。

昨日は疲れ果て、高校野球ダイジェストを見ながらビールを飲んだら力尽きました……ソフトボール見たかったのに。

なので、いま昨晩見そびれた五輪のソフトボール見ながら書いてます。
上野さん、すごいなあ。
そしてソフトボールの会場としてみる、福島のあづま球場はまた不思議な感じです(高校野球取材で何度か行ったことあります)。

久しぶりに家にいる日。
やること山積だけど、少しだけ、今日はゆっくり過ごしたいと思います~

今朝の千葉日報スポーツのツイートです。紙面未掲載の写真も載せてくださっています。3枚目、4枚目が私の写真。4枚目、13回裏のマウンドに向かう木更津総合・神子投手の背中を何度もたたき、送り出したエースの島田投手。言葉はなかったと思います。この1枚を選んでいただきありがとうございます。

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