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太陽とパン、そして余裕


「太陽とパンよりも、月とコーヒー」

短編集のあとがきにあった言葉
生きるために必要なものよりも、「なくても生きていけるもの」の方を大切にしたいという考えを一言にギュッとまとめている。

わたしの両親は、ここでいう「月とコーヒー」的なものをとても大切にしてくれるひとだ。
あれやりたい、これがすき、ここにいると楽しい、そして、「これがあるから頑張れる」

「太陽とパン」的なものをより豊かに味わい
よりありがたく受け取る
そして、より真剣に向き合う、努力する

そのために、「月とコーヒー」があるのだ、と
人生かけて教えてもらった

これはとてもありがたいことだ
いろんな家族があり、いろんな家族関係があることを仕事を通じて感じるからわかる

わたしは音楽が大好きで、NEWSに出会って様々な表現に関心をもち、アートワークへの関心も深めた。大学のレポートにNEWSのことを書いたこともある(笑)NEWSのつくるスチームパンクの世界は唯一無二だ!
イケメン好きで、ミーハーであることも手伝ってNCTの音楽や、つくる映像も大好きになった
おかげさまで、西洋美術や、映画にも関心を深めてわたしの20代は彩られている(いろいろ物知りになったかも)


でも、やはり思うのは
「余裕」の大切さだ

太陽とパン、的なものに必死になって心も時間も余裕がないと月とコーヒー的なものも付き纏っているだけでキラッとしないし、香りがしない

つまらない

これは逆もあって、
月とコーヒーにたくさんの時間を割いて
太陽とパンが圧迫されるようでは、ある時人生に対して申し訳なさが押し寄せる
その波にパンも湿るし、腐る

我々は押し寄せる情報の波に、大量の画像や動画にいかにして勝てるだろうか

間違いなく2020年代に生きる私たちの課題

自分と、自分の大切なひと達が余裕を失いませんように。
好きなものを好きでいて、楽しめて
自らの生を楽しみ育むことができますように

これを打っているわたしもね!

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