見出し画像

Mentimeterが教えてくれた”参加すること”の大切さ

Mentimeterは、ブラウザ上で利用ができる、リアルタイム投票やクイズなどを作れるプレゼンテーションサービスです。個人的にすごくよいサービスだと思っているので、この素晴らしさをアウトプットしようと思います。なお、基本的な使い方などはもうすでに様々な方がアウトプットしてらっしゃるので、ちょっとしたところをお伝えできればなと思います。個人的にはMentimeter普及協会つくりたいくらいです。(なお、個人で契約してるのでガチ仕事というよりは趣味の勉強会LTなどで活用しているケースが多いです。)


Why and What?

オンラインでプレゼンをしたいなあ、という時、”チャットに書いてください”とか、”質問あるかたは挙手ボタンをお願いします”って促しても、なかなか活性化しないなあ、ってことありませんか?Mentimeterはブラウザやアプリ経由でリアルタイムで投票状況が見られたり、コメントを匿名で確認したり、また質問を受け付けたりすることができるツールです。最近はリモート会議ツールでも投票機能などが充実しつつありますが、ある意味サービス特化型なので、見やすいですし、また、ビジュアルも心地よいので参加してくれる方も多いように見受けられます。

どんな風に使えるの?

主な機能はLivepoll(投票)、WordCloud(書いた文字がリアルタイムに反映)、Quiz(読んで字のごとく)ですが、例えばプレゼンの最初に、”このプレゼンに期待すること”や、終わったときに”今の気持ちや感想”などを書いてもらうと”後でアンケート”お願いします、ってよりも気持ちよく進行ができます。もちろん、普通に文字や画像でつくるSlideも簡単につくれます。SaaSなので、PCからもiPadからも手軽に作れるのはよいかと思います。

画像1

個人的に今までで、こういう使い方楽しかったなあって思ったのは。。。

りびんぐゲーム勉強会で”現実の俳優さんで配役オーディション”:
  ・不破くん:妻夫木聡さんが圧勝。(少し優柔不断っぽいから?)
  ・一角ちゃん:ハシカン(実写化女王ですな)

銀英伝勉強会で”銀英伝読んでない人が妄想だけでストーリーかんがえてみた”の、LT後の自分の考察の正しさをチェック(タイトル画):
  ・”まずは読んでこい”が伸びていくのはおもろい。

なお、Livepollが伸びていく様を実況するのもLTを活性化させるので良いです。今後はもそっとクイズ機能も取り入れたLTをつくってみたいと思ってます。

それでもお高いのでしょう?

Mentimeterは無料で何人でも対象としたプレゼンの作成がいくつもできます。無料プランの制限は、質問を含むスライドが2枚まで、クイズを含むスライドが5枚までとなります。
有料プランだと月額$9.99のBasic、月額$24.99のPro、そしてそれ以上の企業契約向けのEnterpriseがあります。なお、月額とあるけど支払いは年単位のみなので、結構なお値段がかかります。普通に遊ぶなら、正直無料で十分です。過去になんどかMentiでプレゼンをしていますが、10分程度のLTとかで使うなら、アイスブレイク用ともう一問くらいの質問でつくるほうがバランスよいかと思います。

Pro Planにしているわけ

私は現在Proにしていますが、良いサービスなのでお布施をしたい、というところが一番かなと思います。Proの機能で一番良いのは、ColorやLayoutのカスタマイズができることで、どうしてもパワーポイントなどにくらべて制限の多い部分をそれなりにしてくれます。文字配置の変更などは地味だけど結構大事ですよね。趣味の勉強会だと、その内容を踏まえた背景とかにすると、楽しいですしね。ただ、これを書きながら学割プランがあることを発見、最近学生さんになったので、さっそくPlan変更を交渉してみようと思います。あと、同様のサービスだとAhaslideがあります。こちらは使ってはいませんが、プレゼンの参加人数課金で、無料だと7名まで、そのあとは参加可能な人数に応じて価格が高くなります(Mentimeterよりも支払いプランは柔軟なようです)。

Mentimeterと心理的安全性

会議などがリモートになって、”コミュニケーションが難しくなった”という声が聞かれることも多くなりました。でも、ちょっと思うのは”リアルでもみんなそんなにうまくコミュニケーションってとれてましたっけ?”と感じることがあります。
小学校の授業であったような挙手してまで発言をすることにすごいストレスがあるような環境で育った人には、Mentimeterのような参加者が見えない環境で守られた世界で意見を出せるツールというのは実はものすごくコミュニケーションを活性化させる可能性があるのかなと思います。実際に、"Mentimeterだと参加者の反応がいいよねー”みたいなご意見をしてくれる方もいらっしゃいます。
リモートだけでなくとも、日本人だとどうしても聴衆は受け身になってしまったり、発言もなく終わってしまったりするケースが多くなる傾向があります。チャットや質疑応答などで議論が活発であるようにみえて、実際には少数の声の大きい発言者の活躍の場になってしまって、大多数が置いてけぼりになっているケースが多いのかなと思います。プレゼンターは反応がないのはすごくさみしいのですが、一方で、発言やフィードバックを公平に作る機会を増やすために、うまく道具を活用するってのも大事なのかなと思うわけです。

”使う場面”と費用対効果

Mentimeterに限らず面白いサービスが世の中にたくさんあるけど、”有料に手を出すのはなあ”ってことは多いのかなと思います。このサービスも決して安いものではないです。ただ、例えばMentimeterの場合はプレゼンのサービスなので、自分がアウトプットできる場(LTなど)に積極的に参加したり、自分でそうした場をつくることで自分の幅を広げることができるかなと面ますし、アウトプットを意識した活動ができれば月に1回の飲み会分くらいの料金なら、十分に元はとれているかなと思っています。何よりも、こういうサービスを作り出してくれるクリエイターの皆様に感謝をしたいなと思います。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?