見出し画像

訪問看護師になった理由


看護学生の領域別実習がきっかけです。

病棟実習での出来事


病院実習を何クールも経験し、いろんな患者さんを担当させていただきました。
病院での実習は、正直今となってはあまり記憶に残ってないです。
ただなんか看護師って医者に頭下げてばっかりだなって思った記憶があります。


治療のことなどを担当看護師さんに聞いても

「ちょっと先生に聞いてみないとわからないなー」

といった返事が返ってきて、看護師ってなんなんだろって思ったんです。
たまたまだとは思うんですけどね。

在宅看護実習へ

そんな中在宅看護の実習で訪問看護事業所へ。

その事業所の訪問看護師利用者さんは、
利用者さんが安全に在宅生活を送れるように、在宅で継続可能な援助を本人やご家族と一緒に考え、処置の仕方を指導する場面を見学しました。
利用者さんの治療や療養の経過も聞けばしっかり答えてくれて、

「訪問看護師さんってすごい」

そんな気持ちにさせてくれました。

ピュアだった私はその訪問看護事業所の所長さんに宣言

「わたし、訪問看護師になりたいです」

所長さんは私に言います。

「やめときな」


もうびっくり仰天。


私が軽くショックを受けてると所長さんは続けて、

「まずね、色んな経験積んでからがいいよ。今すぐ来られてもあなたも困るし、うちも困るからさ。10年くらいまず色んなところで働いてからまた考えな」

ピュアだった私はなるほどねって感じで納得。

三次救急病院に就職し、流れで主に急性期の経験を積みます。

「とと=オペ室の人」って感じのイメージがついてたみたいです。


入職して13年後…

そんな私も10年ちょっと経って、職場にバレないように県外の訪問看護事業所に見学に行き、改めて訪問看護師になりたいって言う自分の気持ちを確認。


その後もまぁ色々あって、訪問看護師になりました。

病院での経験が自信にもなっていて、すごく充実した毎日を送っています。

「10年くらい経験を積んでから」と言ってくれた実習先の所長さん

あの言葉があったから今わたしは充実した看護師生活を送れています。


いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集