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朝起きることができない??起立性調節障害って何??

みなさん、こんにちは!

通信制高校生たちの起立性調節障害の集いのかいちょーです。

このアカウントでは
・起立性調節障害ってどんなもの?
・起立性調節障害の体験談
・起立性調節障害の認知獲得のための活動

について発信していきます!

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今回は起立性調節障害はどんなものなのかについてお話しします!


起立性調節障害とは?

早速ですが、起立性調節障害という言葉
一度でも聞いたことがあるでしょうか?

朝起きることができない・頭痛・吐き気・めまい・立ちくらみ・失神
腹痛・気分不良・動悸・倦怠感 etc…

様々な症状があり、出る症状は人によって異なります。

この中でも”朝起きることができない”というのが
特徴的な症状かと思います。

起立性調節障害になったことのない方にとっては
「朝起きることができない」

そう言われてもぱっとしないですよね。

朝起きる時に低血圧により、朝体を起こすことが難しく
午後にかけて血圧があがり、夕方頃には病気前の日常生活を送ることができるまで回復します。(※人により症状は違います)

少し、専門的なお話になると…

自律神経系である
交感神経・副交感神経の働きのバランスが悪くなることによって
朝起きることができなくなるのです。

起立性調節障害の原因

起立性調節障害は
思春期の20人に1人いる
と言われています。

そのため、思春期の発症率がとても高いのですが、
原因としては、以下のものが挙げられます。

・遺伝子的な原因
・身体的な成長によるホルモンバランス
・勉強や学校などのストレスによる原因

遺伝子

元々、両親など、低血圧を症状として持っている人の遺伝子を受け継いでいると、それが原因で起立性調節障害になる可能性があります。

身体的な成長によるホルモンバランス

思春期での変化というと、身体の成長が一番大きいと思います。

身体が成長していくことにより、ホルモンバランスが乱れてしまい
結果的に、起立性調節障害の一つの原因になります。

勉強や学校などのストレス

中学校や高校への進学や進級など、環境の変化が大きい思春期。
考え方も変わっていき、人間関係でのストレスも多い時期です。

そのようなストレスによる原因で
起立性調節障害になることもあるのです。

起立性調節障害を発症するのは、子どもだけではなく、
大人の方でも発症します。

また、女性の人の割合が多いと言われています。

起立性調節障害の軽症・重症

起立性調節障害では、軽症〜重症があり、
患者によって症状もさまざまです。

軽症では朝起きることができず、
午後には学校に行けるほどの症状。

重症では、1日中起きることができなかったり、
失神してしまう。ひどい場合には入院してしまうほどの
症状がでます。

起立性調節障害は治る障害


起立性調節障害(きりつせいちょうせつしょうがい)

とても堅苦しい名前をしているため、
「私は起立性調節障害なんです。」というと

「障害??」「治らないの?」と聞かれることがあります。

私自身も初めて時は障害と聞いて
「治らないのかな」と思っていました。

ですが、起立性調節障害は低血圧によって引き起こされる症状なため、
低血圧の薬などの服用をし、低血圧が改善されれば、
回復することがほとんどです。

季節によっても、左右されやすい病気なため、
季節の境目、特に梅雨の時期に発症することが多いと言われています。

また、起立性調節障害は再発しやすい病気です。

1年間で治る確率は50%ほどです。
2、3年になっていくにつれて、治る確率が高くなっていきます。

そのため、長期間この病気と付き合っていくことになる方が多く、
治ったと思っても、また再発するなど、苦しむ方も多いです。

起立性調節障害と不登校

起立性調節障害では、思春期に多く、
朝起きれないため、通常通り学校に行くことができない人も多いのです。

体調が良くなっても、勉強の遅れについての不安や人間関係への不安があり、そのまま学校に行かなくなってしまう人が多いそうです。

起立性調節障害になった人の3割が不登校になるというデータもネットではよく見かけます。

起立性調節障害によって学校に行けなくなってしまう人たちの支援が必要になってきますね。

起立性調節障害の認知と理解

この記事を読んでいる方は、
起立性調節障害という言葉を聞いたことがある方でしょうか。
それとも、聞いたことがない方でしょうか。

起立性調節障害という言葉だけは知っているけれども、
症状を知らない方でしょうか。

起立性調節障害という病気は先ほども言いましたが、
思春期の20人に1人いる
と言われています。

その数はとても多いですが、起立性調節障害を知っている人はあまりいないというのが現状です。

「起立性調節障害」という言葉を出しても、
尚更ですが、大人の方で知っている方は少ないといったイメージです。

起立性調節障害という病気自体が出てき始めたのも最近なことも原因として、挙げられるかもしれません。

また、朝起きれないという部分で症状について説明しても
「理解することができない」「甘えでしょ?」「怠けている」
と言われてしまうため、理解にもつながらないのです。

この理解のされずらさによって、当事者たちも余計に苦しんでしまっているのかなと思います。

朝起きれないということについて伝わりやすいような形で伝えるということと、それを受け入れる体制が大切になってきますね。

このような発信を通して、1人でも多くの方に
起立性調節障害というものを知ってもらうことができたらなと思っています。

起立性調節障害は身近にあるもの

思春期の20人に1人。
大人の方でもなる可能性は十分にあります。

1人でも少しずつ病気を認知し、理解をしていくことによって
ちょっとずつですが、世の中は変わっていくものだと思います。

私たちには、まだ知らない病気が多くあるということを知ることも一つ大事なことです。



この記事で少しでも起立性調節障害について知ることはできましたか?
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