冬になると必ず訪れる場所がある。キーンと冷えた外気と揺らぐ水面が光を受けて、静と動を造りだし、その場を芸術にする。
水面には語りかけるように様々な彫像がこちらを向いている。建物は或いは湖に浮かぶ船であったか?もしくは湖の中にある神殿だろうか?
そう思わせる場所…それが滋賀県の守山市にある佐川美術館。
佐川美術館入り口
入り口直ぐより本館(展示室Aを含む棟)を望む
本館エントランスまでの長い廊下と静寂に包まれたウォータースペース。贅沢な空間である🎵
水に囲まれているのがわかる本館側面
深さはないが、むしろ光を反射した波模様が底に映ることで美しく見える✨
立ち位置を変えると、水と一体化しているようにしか見えない✨
入り口から本館に渡る小橋
小橋を渡って直ぐの彫像。午後の陽射しが美しい影を造る✨
長い廊下の壁には、水面から反射した光が、スクリーンに照らされた波模様のように揺らめく✨この建物の様々な場面が、全て芸術作品であることに気付かされる
長い廊下の反対側のウォータースペース内にある鹿の像
本館エントランス
エントランス横のロッカールーム近くに展示されている、佐藤忠良(1912-2011)の作品
展示室Aにある平山郁夫(1932-2009)の作品
展示室Aには他にも、平山郁夫のシルクロードに関連した作品が、多数展示されている❇️
展示室Aより展示室B・Cに向かう通路からの一枚。ミュージアム内のカフェ☕が硝子越しに見える👍
広い館内を一気に観るのは確かに疲れる💦展示室B・Cを出て直ぐにカフェ☕があるのは、まさに計算され尽くした配置と言える👌
カフェでは水の庭を眺めながら、優雅な時間が流れる☕
カフェ前の通路から、樂吉左衛門館方向のウォータースペースを眺める✨
樂吉左衛門館への通路
凄く高そうな茶器が並ぶ💦
照明が上手く使われた展示室
いかがでしたか?夏には水が涼しげで、避暑地に来たような気分になって、それはそれで楽しいのですが、私は冬の佐川美術館が好きですね。寒さが静けさをより張り詰めたものにさせますし、何より冬は人が少ない(今回は違いましたが)ように思います。
また、皆さんも一度訪れてみてください。きっと大好きな場所になると思いますよ。
「子供連れなんで美術館なんて無理です。」って言う方もおられるかも知れませんが大丈夫!
次回の記事では、佐川美術館が子供たち向けに取り組んだ展示をご紹介いたします🎵
ぜひ次回も読んでくださいね✨
終わり