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【ホラー秘宝まつり2024】メサイア・オブ・デッド

私は今年初めて知ったのですが、もう10年以上、アップリンク京都さんで、毎年この季節にこちらの映画祭は行われているようです👇️

内容はホラー映画を三本紹介されていますが、三本立てという訳ではなく、期間に分けて上映されるようです。内容も繋がっている訳ではありませんが、配給元が全てキングレコードさんということのようです。

私は最終日に滑り込みで一作品のみを鑑賞致しまして、その作品が「メサイア・オブ・デッド」(1973年・アメリカ)でした👇️

こちらは、50年前のゾンビ映画ですので、まだまだ設定が曖昧であったりしますが、もちろん現在のゾンビ映画に繋がるような感染設定であるだとか、治安維持部隊(警察)との衝突といった場面もまだまだ脆弱ではありますが、盛り込まれ始めた時期の作品のようです。

スーパーの精肉を食べるゾンビ達
設定が定まりきれていないため、この後ゾンビがゾンビを食べるシーンもある
(メサイア・オブ・デッドのワンシーン)
後の80年代名作ゾンビ映画、バタリアンの大銃撃戦を小さくしたような銃撃戦が、メサイア・オブ・デッドにも僅かに観られた
(バタリアンの銃撃戦ワンシーン)

また、「ホラー秘宝まつり」の動画では、かなりグロやエロスを強調されていましたが、この「メサイア・オブ・デッド」に関しては、それほどグロもエロスもないですね💧

むしろ、殺戮場面は直接見せず、ワンショット別の建物の影を挟んだ後に、血まみれの死骸を見せたり、ゆっくりフレームアウトして「後は想像の通り」的な見せ方で、当時の撮影テクニックを駆使しているのがわかります。

そして、エロスなシーンに至っては、全くなくて、むしろ期待外れでした…

ただ、ヒロインが探す失踪した父が芸術家だった為か?監督のセンスが良かったのか?は、定かではありませんが、場面一つ一つにアート感があり、現在で言うネオ・レトロ的な美しさが素晴らしい!

特に自動車には、かなりこだわりを感じました!ヒロインの乗る赤いスポーツカーといい、謎の紳士が乗る縦目のシルバーのベンツといい、車の好きな方はそんな方向からも楽しめる作品かもしれません。(私は車にこだわりはない)

しかし、内容は粗削りで、「50年前のホラー作品」と自分に言い聞かせながら鑑賞する必要があるでしょう。

最後に、アップリンク京都さんから、絵はがき頂きました👇️

レトロなアート感があります


しっかりと「ホラー秘宝まつり」
の印刷があります


終わり

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