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WEBメディアを活用して、多様な大人たちからヒントをもらう。

倉敷青陵高校の1年生を対象に、進路探究WEBメディア「生き方百科」を活用した授業「生き方百科読書会」を行いました。このnoteではその授業内容について整理します。

また、授業スライドやワークシートは無償配布しておりますので、進路学習や探究学習でご活用したい方は、本記事の下部にあるお問合せリンクよりご依頼ください。

生き方百科読書会の手順

個人ワーク:様々な大人をロールモデルに

生き方百科の「タグ図書館」からワークは始まります。タグ図書館の【Q.どの分野の仕事が気になりますか?】もしくは【Q.どんな疑問や悩み、問いを持っていますか?】から、自分の興味や疑問、悩みと近いタグを1つ選びます。そのタグがついた記事がいくつか抽出されるので、1人1つ記事を選びます。

ペアをつくり、ペアの1人目が選んだ記事を2人ともが読みます。ペアの相手の趣味嗜好が自分と同じとは限らないので、ペアの記事を読むことは、自分の興味の範囲の外にある情報に触れることにもなります。

記事を読んで感じたことをワークシートに記入します。記入するポイントは、自分との共通点・相違点や新たな発見や気づきなどです。記事の大人たちを対象として共通性と相違性を発見することで、自分の特長が少しずつ見えてきます。

ペアワーク:共有を通して自己理解を進める

記事を読んで感じたことをワークシートに記入し、記入内容をペアで共有します。同じ記事を読んでも、そこから見出される自分との共通点や相違点は当然ながら、他者と異なるはず。ペアでの共有から感じたことの違いを認識することで、自分の特長がさらに見えてくるかもしれません。

まとめ:つくりたい未来を考える

2人目の記事も同様の流れで行い、まとめに入ります。最後に、自分がつくりたい未来について考えます。記事の大人たちが目指すつくりたい未来をロールモデルとしながら、あるいは「あの人はこうだけど、自分はこうだ!」と触発されて、つくりたい未来について考えます。

今回は、残り時間があったので、ワークシートに書いたつくりたい未来の内容をペアで共有もしました。

参加者の声

ペアの友人が選んでいた記事の方と自分が、重なる部分が多く、ぐっと来るものがありました。その方のように、弱い自分・変えようとしているのに変えられない自分も自分なのだと認める勇気を持ちたいし、そんなふうになりたいと思いました。

「やりたいことが明確でなくてもいろんなことに挑戦し、触れ合ってみる」という考えを聞いて、今まで挑戦することが怖かったし、大変だからと逃げてきたけど、自分のやりたいことなら頑張ってみようかなと背中を押される感じがした。いろんなことやものに触れてたくさんの経験を積みたい。また自分の好きなものやしたいことがどうして好きなのか、どうしてやってみたいと思うのか、自分でもあまり理解していないことがわかった。自分の好きなものの本質を見極め、どんなことを自分がしたいのか理解していきたい。

今までの自分にはない前向きな考え方に触れてこれから意識して生活してみようと思った。まずはやってみるという記事の中の言葉を読んで考え方が変わった。

世の中に自分と同じ意見を持っている人がいることを知りました。私は、日本語以外の言語や異文化に興味があり、今回私が選んだ記事の人物も同じことに興味を持っていました。そして、ペアとの会話でも記事と自分の共通点でこの話題が出たことから同じ意見を持っている人がいることを知りました。また、記事の人との共通点や相違点を探すことで自分にどんな力があるのか、どんなことに興味を持っているのか再認識する機会になりました。もっといろんな記事を読んで自分のことを知っていきたいと思いました。

授業資料の配布

「生き方百科読書会」の授業スライドやワークシートの入手をご希望の方は、下記お問合せフォームよりご連絡をお願いします!


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