これからの英語教育
「日本語と英語」
いよいよ、小学校の低学年から英語授業が本格的に始まります。各学校も、そして先生も大変でしょう。ご存じのように、小学校の先生は、教科担任制ではなく、一部、美術や音楽などを除けば全ての教科を指導します。そこへ新たに英語が加わる訳ですから、授業にかかる負担は想像以上でしょう。その為、英語授業をサポートする外国人講師や、授業アドバイザーが入ることになります。
教育のグローバル化は、中受験にも変化を及ぼすでしょう。外国語のテストが、入試の科目として積極的に取り入れられるのも間近です。これから、小学校低学年で、日本語と外国語という2つの言語を学ぶのですから、子ども達にも負担が増えてきます。言語を学ぶには、最も大切なことが「耳を鍛える」ということです。これは、乳幼児教育・幼児教育の原理原則と同じです。言葉は、見て覚えるのではなく、聴いて覚えます。幼児教育で行われる言語指導の基本も、聴くことから始まります。小学生英語も同様に聴くことが優先されます。今までの英語指導は、中学生から始まっていたので、読み書きが中心でした。しかし、これからの英語教育は「会話重視」となります。話せることを目標とします。
話すには最低限の語彙数が必要です。しかし、我が国では驚くほど和製英語が多く、それが問題視されています。幾つかあげてみましょう。
アイスキャンデー 、アウトコース、アドバルーン、アフターサービス 、アフレコ
アルバイト、インコース、オーダーメイド、オフィスレディー
ガードマン、ガソリンスタンド、キャッチボール、キャンピングカー 、グレードアップ
コンセント、サイダー、サイドブレーキ、サラリーマン、サンドバッグ、シートノック
ジーパン、スキンシップ 、スタンドプレー 、ストーブ、ダンプカー、チアガール、チェンジレバー、デコレーションケーキ、ドライブイン、ナイター、バカンス
バックネット、バックミラー、バラード、パンティストッキング、ハンドル、ファンタジック
フリーサイズ、フリートーキング、フライドポテト、プレイガイド、フロントガラス
ペーパーテスト、ペーパードライバー、ベッドタウン、ベビーカー、ヘルスメーター
ボールペン、モーニングコール、ライブハウス、ランニングホームラン、リストアップ
ワイシャツ、オートバイ、キックボクシング、キャッチホン、 クラクション、グループサウンズ
ゴールデンウィーク、サインペン、ジェットコースター、シャープペンシル、シャーペン
スモークハラスメント、テレポート、ナンバーディスプレイ、ピアニカ、プッシュホン
フリーダイヤル、ボウガン、ポケットベル、ポケベル、ホチキス、マジックインキ、マジックテープ、オフィスレディー
他にも、英語と間違えてしまう和製英語が数々あります。先日、ブログ内で使用した「モラルハザード」も諸外国で使うと誤解を招くので、日本国内だけでの使用です。我が国の広告を見ると、日本語・英語・フランス語・ドイツ語・中国語などが多数入り乱れています。言語の多様化は、それだけ各国で使用する際のトラブルにも繋がります。また、日本語のスシ・ツナミ・テンプラは国際語として通用します。
外国語を学ぶ為には、母国語の理解がなければなりません。近年、我が国の傾向として、言葉の簡略化や造語が正しい母国語の理解に大きな影響を及ぼしています。敬語を使えない若者の増加など、近年多く見られる母国語の乱れが非常に気になります。正しい日本語を、幼児期から学び、会話ができるように学ばせるべきです。会話とは、聴くことと話すことが交互に行われ、思考力や判断力を養います。こうした会話から導かれる論理性が外国語を話す際の基本になります。
日本語と英語の決定的な違いは、まず、アルファベットと五十音にあります。日本語は、五十音の発音が、単語になった場合も同じです。例えば、「い・え」はそのまま「イ・エ」と発音しますが、「house」は「ハ・ウ・ス」となります。アルファベットの発音とは異なることがお解りでしょう。英語は、単語になって初めて発音や意味が決まります。「house」という語の形が大切です。これは、読む学習、書く学習の際とても重要です。言語は、正しい英語を、正しい発音で聞くことから始めます!まずは耳を鍛えましょう!
2014/2/3
著:石川教育研究所 代表 石川 幸夫
石川先生監修!
幼児教室・学習塾のキッズスクールアップル富ヶ谷
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