セミナーを終えて
「プリンスジュニアの保護者」
秋晴れの晴天に恵まれた日曜日、プリンスジュニア八王子中央教室主催のセミナーで熱弁をふるってきました。このところ自分の持ち時間を忘れる程、話しに夢中になってしまうことが多くあります。これは、聞き手の方々の質に関係するのでしょう。今回は、自分でも時間を意識し臨みましたが、やはり途中時間を忘れました。危ないところでした。
話をする側にとって、最近の傾向はかなり厳しく、話し手泣かせと言えます。講演中の私語が多く、とても気になるのです。しかし、プリンスジュニアのセミナーで、ある違いに気付きました。それは、当たり前の事なのですが、私の拙い講演で真剣に話を聞いて頂けるのです。それも怖いほど。
今回は「文字と言葉のセミナー」です。以前の教育に対し、先生方が目指したのは本物の教育です。そして「心の教育」です。このプリンスジュニアの幼児・小学生教室誕生は突然でした。それまでのフランチャイズから離脱、独立したのですが、お産で言えば早期緊急出産でした。保護者の方々の選択肢は幾つかありました。今までのフランチャイズに加盟している他教室への移籍、もう幼児教室には通わないという選択、そして、名前を新たにスタートしたプリンスジュニアに留まる事。今回、セミナーにご参加頂いた保護者の方々は、留まる事を選択して頂いた方々です。まだ無名であり、実績もご呈示できない状態の教室にお通い頂きました。先生方の言葉通り、感謝の気持ちで一杯になります。
今回、プリンスジュニアの目指す教育の柱を、セミナーを通し語らせて頂いています。そして、私達の考える「心の教育」とは何かを語らせて頂きました。人は、言葉を持つことで、同時に人間としての心を持った。汚い言葉で作られる心と、綺麗な言葉で作られる心には大きな違いがある。「最初に言葉ありき」、心を育むには、言葉を教える必要がある。だから私達は心を教える「心の教育」である。と私達は考えています。このセミナーの最後に、一編の詩を朗読してもらいました。それは「僕を支えてくれた母の言葉」です。やはり、八王子中央教室の先生方を信じ、新たな教室に継続して頂いた方々でした。私達の心の教育をご理解頂けたと同時に、その大切さもご理解頂いたと確信致しました。それは、詩の朗読後の涙に象徴されていました。子どもの成長は速いものです。だから今このときが大切です。幼児教育の広がりが子ども達の未来を明るく照らすものだと信じて止みません。
2012/10/23
著:石川教育研究所 代表 石川 幸夫
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