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なるほどクラック:vol.1 〜認定NPO法人CLACKの基礎知識〜

「なるほどクラック」は、認定NPO法人CLACKのことを深く知ってもらうために、立ち上げ期から現在に至るまでの想いや背景・目標などをまとめたnoteです。Vol.1となる今回は、CLACKの全ての活動に関わる「基礎知識」をご紹介します。


ビジョン・ミッション

ビジョン:
生まれ育った環境に関係なく、子どもが希望とワクワクを持てる社会

ミッション:
困難を抱える中高生に、デジタルを使った伴走支援のインフラを作る

名前の由来

CLACKという名前には、2つの意味が込められています。

①CLASH + LACKの造語
何かが不足している状況に負けじとぶつかっていく決意

②苦楽(くらく)
苦しさも楽しさも知って、たくましさとやさしさを持った人になってほしいという願い

CLACKを立ち上げた背景



活動の背景となる「子どもの貧困」については下記のページへ。

また、「なぜCLACKは中高生を対象として支援をしているのか」については下記でご紹介しています。

CLACKの自走支援モデル

CLACKでは、困難を抱える中高生が自立するために必要なスキル・知識を育み、将来の選択肢を広げてもらうために「出会う」「学ぶ」「実践する」の3ステップで事業を設計しています。

Step1:出会う

CLACKでは、経済的・環境的に困難を抱える中高生に対してデジタルを活用した支援を提供しています。しかし、その情報を対象者に届け、「参加しよう」と思ってもらうまでには多くのハードルがあります。例えば…

⚫︎義務教育の終了とともに、行政と対象者との繋がりが途切れてしまう。
⚫︎学習不足の経験から、高校生が自分で情報を得る力が育まれていない。
⚫︎学校と家の行き来の生活に慣れ、一歩踏み出すまでに時間がかかる。
⚫︎客観的に自分を見つめる経験が不足していて、現状を変える必要性に気づけない。

…などです。
これらのハードルを取り除くため、CLACKでは

・工業や商業、総合学科を中心とした高校
・地域の中学校
・高校生支援のNPO
・社会福祉協議会

といった、中高生を支援する組織・団体や、高校生と関わりのある方と連携し、参加までのハードルを下げるため、「無料プログラミング体験会」や「放課後居場所カフェ」等の取り組みをしています。また、2023年11月には、デジタルに気軽に触れられる中高生の秘密基地「よどがわベース」をオープンしました。

「出会う」について、詳しくはこちら▽

Step2:学ぶ

プログラミング学習支援について

Step1で出会った高校生には、次に「学ぶ」というフェーズに進んでもらっています。
CLACK設立当初から実施しており、主幹事業であるプログラミング学習支援「Tech Runway」では、3ヶ月かけてプログラミングの基礎を学び、WebサイトやWebアプリを作れるようになることを目指しています。社会人エンジニアや大学生にも協力を仰ぎ、より質の高い支援ができるように話し合いや工夫を重ねながら活動しています。

Tech Runwayについて、詳しくはこちら▽

キャリア教育について

同じく「Tech Runway」の中で、月に1回程、キャリア教育として以下のような機会を提供しています。

  • お金や生活に必要な知識を楽しみながら学ぶ機会

  • 多様な社会人や大学生と話し、将来の選択肢に触れる機会

  • IT企業などの職場に見学し、働くイメージを具体的にする機会


Step3:実践する

「学ぶ」のステップでITスキルを身に着けた高校生を対象に、「実践する」の機会も提供しています。ITを使って働くために必要な技術を実践の中で身につけることで、困難を抱える高校生が本当に自走できる状態をつくる、ということを目指しています。
そのために、2023年9月頃から、「クエスト」という事業を開始しました。

「実践する」について、詳しくはこちら▽

これらのStep1~Step3の活動を通して、中高生が希望とワクワクを感じ、就職や進学といった次のステップに進んでほしいと思っています。


組織の体制について

団体として6年、法人格となってから5年。
2024年7月現在の運営体制は、常勤13名、非常勤30名、ボランティア30名の組織となりました。

主に企業や個人の方からの寄付、財団などからの助成金、クエスト事業による収入などによって運営しています。

最新の事業計画


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寄付金は、交通費やPC購入・講師謝金など、より多くの中高生に機会を提供していくために使わせていただきます。

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