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スマホ依存 vol.12
親として、スマホを持てせない努力と、いったん持たせてしまったスマホを使わせないようにする努力、どちらが大変か・・・
子供の年齢にもよるが、持たせない努力は親自身のコントロールだけで済むが、使わせない努力は、親だけの努力だけではなく子供自身がスマホの使い方を自分でコントロールする努力が必要になる分、大変であろう。
自分のコントロールはできるが、相手を変えさすことは基本できない。
ただし、子供がまだ就学前の段階であれば、親の力でコントロールはできるであろう。
だからこそ、スマホを持たせるのは子供がなるべく大きくなる(できれば高校生くらいまで)まで持たせず、子供自身がセルフコントロールする力をある程度は持てる年齢になった段階でスマホを持たせれば、親が力尽くで取り上げる事態にはなりにくいのではないだろうか。
とはいうものの、そんなの理想論だ、という声も聞こえてきそうである。
学校、部活、習い事、PTAなど、ほとんどの連絡がほとんどメール(LINEなどアプリ)だからという声。。。
しかし、子供が直接受け取らなくてはならない情報はそんなにないのではないだろうか。
親に連絡が入り、それを子供に伝えればおおかた済む話ではないだろうか。
それを親が面倒くさいからとして、子供に安易にスマホを与えてしまい、そこでトラブルを抱えるようになったら、その解決の方がよほどエネルギーを使うことになるのではないだろうか。
また、子供もスマホを持たないと、持たない仲間とのコミュニケーションを作るという話も聞く。
それと、中学生までの子どもたちであれば、学校や習い事先からの連絡内容は基本親に伝えれば済むものと思うのだが。
自分の子供が小学生、中学生の頃とは学校や習い事の状況は確かに変わってきているとは思うが、子供たちの生活においてスマホが、大きな社会問題になっているのなら、温故知新も必要なのではないだろうか。
実際、パソコンもスマホもない時代、直接伝える、電話、ファックスなどで世の中成り立っていたわけである。
日本はギガスクール構想で、学校において子供1人に一台のタブレットを持たせることを推し進めているが、スウェーデンをはじめ、ヨーロッパの国々では、デジタル教育から紙媒体の教育に戻そうとしているところが増えてきている。
他国の様子を次回紹介していこう。