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2024年12月 新潟市分団研修「救急法等体験発表」

日 時:2024年12月12日(木) 19:00~21:00
場 所:日本赤十字社新潟県支部 1F ボランティアルーム
参加者:7名


こんにちは&こんばんは、中の人「N」です。

ほとんど毎月行っている新潟市分団の研修、今回は救急法等体験発表です。
今回は今年の元旦に発生した能登半島沖地震の際に、どういう行動をとっていたか?、また、普段準備している持ち出し袋を持ち寄り、その中身を各々紹介していくという内容で行いました。


これは始まる前の一コマ。始まる時間まであれこれと談笑しています。右側に見える青いものは、避難所で使用するパーソナルスペース確保用のシェルターです。これがあるとプライバシーが保たれて、少しでも快適に過ごせる、という仕組み。天井はありませんので屋外では使用できませんが、その代わりに屋内で使用しても圧迫感のない作りになっています。


発表している間の画像はありませんが、発生した当初に避難場所に避難した人、あるいは家の中で垂直避難した人、液状化で自宅が傾いてしまった人、すぐに避難場所に駆け付けた人など、様々な分団員の体験が聞くことができて、非常に有意義な研修となりました。
画像は、日本赤十字社が目安としてお伝えしている、持ち出し品・備蓄品のチェックリスト。様々なものがありますね。

ただ、これで万全かというとそうではなく、私たちはそれぞれ環境が違います。このチェックリストは、いわば「大きな幹」のようなもの。ご自身の環境に合わせて「枝葉」を付けていき、必要なものを準備してください。


皆さん、それぞれに合わせて持ち出し品に工夫が見られます。こちらはH指導員が常時準備しているもの。青い袋状のものは封筒(レクタングラー)型の寝袋です。そのためコンパクトですねぇ。Nが持っているものはマミー(人形)型なので畳んでも多少大きく、持ち運びには多少難があります(その代わり暖かいんですけどね)。



水に紙皿、カトラリーキットにカレーのレトルト、軍手にラジオ、ポリ袋にラップなど。展開しているのは私「N」の持ち出し袋。中に飲料水が入っているとリュックは重くなりますが、重いものを上に置くことで背負った時の重量を軽くしています。
え?、応急手当の用品が入っていないじゃないかって?。ご心配なく。
もう一つ、救護用品を詰め込んだ大型のリュックがあります。H指導員からは「前後にリュックを背負って歩け」などと言われておりますが、ウチでは背負うリュックが決まっておりますので大丈夫です(笑)


こちらはS防災ボランティアリーダーの内容。もちろん、これだけではなく実際にはもっとあるそうで、こちらはそのごく一部だそうです。大型のランタンはいいですね。それに、Nが気に入ったのはメガホン。メガホンとしてだけではなくサイレンも鳴らすことが出来たりして、発災時には何かと役に立ちそうです。Nは廃道探索で山に入る時が多くありますので、熊対策にもいいかもしれません。


こちらはM指導員の持ち出し用品。一つ一つの品物が使いやすくポリ袋に入ってスムーズに取り出せるようになっていました。また、この巻いてある毛布はいいですね。季節によっては寝袋だと暑い場合もあるので、その時にこの毛布は大いに役に立ちそうです。身体の下に敷いてもいいですね。

COLUMN…傷病者を安静にするために寝かせる場合がありますが、その際に気を付けなくてはいけないのが「冷え」です。寝かせていて、身体の上側には毛布などを掛けますが、身体の下、床の方にはなかなか気が行きにくいものです。

実は、寝かせているときの身体の冷えは、床の方からの方が深々と冷えてきます。このため、傷病者を寝かせるとき、避難所等で横になるときは、床からの冷えに気を付けてください。
具体的には、毛布もいいのですが新聞紙があると、なおいいでしょう。新聞紙を床と毛布の間に挟み込むことで断熱効果が生まれますのでお勧めです。
それに、新聞紙があるとスリッパもできますし、ね。


新潟市分団では、こうした応急手当や防災など、様々な研修を常日頃から行っています。
救急車の到着時間が年々遅くなっている中、日常の応急手当や災害時でも、人間の命と健康を守り苦痛を軽減すること。これを、私たち一般市民でも可能にする救急法に挑戦されてみてはいかがでしょう?。
そして、ぜひ奉仕団に入団していただき、一緒に活動していきましょう!。
(中の人「N」がどんな人か見たい人は、ぜひ新潟市分団へどうぞ(笑))


万が一の時の一次救命処置、急病やケガ、災害時に役立つ救急法。
新潟県赤十字安全奉仕団新潟市分団では毎年春と秋の2回、「救急員養成講習」を、夏と冬には心肺蘇生・AED、気道異物除去など一次救命処置を学べる「救急法基礎講習」を開催しています。また、新潟県内の各地でも、それぞれの地域の分団が救急法等の講習を開催しています。

受講を希望される方は、日本赤十字社新潟県支部のWEBを御覧ください。
また、新潟県外にお住まいの方も、それぞれの都道府県市区町村で、救急法等の講習を絶賛開催中です。詳しくはお住まいの都道府県の日本赤十字社、各支部のWEBをご覧いただくか、お問い合わせください。


こういった応急手当をきちんと受講すること、それは少し勇気が必要になることですが、非常時にはそれがきっと、周りの人たちへの大きな力と助けになるはずです。皆様の受講をお待ちしています!。(N)