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【グラフィック】西所沢駅周辺の文化祭

ヒヤリング

埼玉県所沢市の西所沢駅にある私設図書館「シン図書館」を中心に、近隣のお店で合同のイベントを開催するというご相談。
私はデザインパートの実行委員として参画することになりました。

・テーマは「Re-view」。今いる場所でも、よく見てみると新たな発見があるかもしれない。地域の魅力を再発見するのが目的
・西所沢のそれぞれのお店では、アートの展示やライブなどのイベントを開催

デザインについて

西とこ文化祭のロゴマーク

イベントはもちろん、各テナントさんとの連携やプロモーションなどイベントの準備段階も重要です。

ブランディングの観点から
・ネーミング
・ロゴマーク

を初動で早めに制作しておくと、宣伝のオペレーションも進めやすく、ブランドの統一感が保てます。

ネーミングは、西所沢で初めて行う合同のイベントでどんなことをするのか輪郭が見えやすい「文化祭」という言葉を用いて、「西とこ文化祭」に決まりました。

ロゴマークでは、「西とこ文化祭」「Re-view」の文字を重ね、「よく見てみると」別の文字がみえてくるデザインを考案。
「Re-view」の文字は、所沢の小学生にお願いしました。学校の人間関係だけでなく、別の形で地域の人と関わっていくという「Re-view」を表現しました。
また、
SNSの情報発信が中心になるというお話から、正方形の形状を採用しました。

プロモーションへの活用

instagram画面

ロゴマークに用いた四角いフレームを連動させて、各テナントの情報やお知らせを上手くまとめていました。
これは主催の高橋さんのアイデア。ロゴマークを提供したことによりまた新しいアイデアが湧いてくる、デザイナーとしてはとても喜ばしい展開です。

ロゴのプレート

会場となったそれぞれの店舗には、ロゴ入りプレートを作成。
こちらも主催者さんたちのアイデア。
デザインがあることで、お客さまだけでなく運営側もモチベーション高く取り組めるのは理想的。

フライヤー


フライヤーは、イベント当日に持ち運びができるデザイン。
四つ折りにすると、リーフレットのようになり、地図片手に街歩きを楽しんでいただきます。

悪天候の日があったにもかかわらず、イベントは多くの人で賑わうことができたようです。
個人的には、地元でこのような新しいイベントが開催されたことが嬉しいし、デザイナーとして参画できたのが嬉しい。

まとめ

「西とこ文化祭」をきっかけに、「西所沢が面白そうだ」と思ってくれた人が増えているようです。イベントを盛り上げる一端を担えたなら光栄です。
ロゴマークも好評で、今でもプレートを飾ってくれているお店があったり。街の中で自分のデザインが見られることが、シンプルに嬉しい。

↓主催の高橋真理奈さん


このnoteでは、コミュニケーションデザイナーの酒井希が手がけた案件を、プロセスと共に公開しています。
デザインの判断の仕方や進め方がわからないデザイナーやクライアントさんの参考になれたら幸いです。

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