【掻いたところから出てきたもの】
久しぶりのアトピー大暴走から一緒に出てきたものたち
久しぶりにお手てが何にもできないほど痒くてひどい状態になった
そして不意に過去の記憶が蘇り
今が癒され、
ありがたいなぁという気持ちが出てきた
夫のありがたいところは
必要以上に何も言わないところ
(以前なら冷たい人だなと思っていたところ)
大丈夫?とか
何かできることあるかとか
私が休めるようにとか色々フォローしてくれたりはするけど
私が皮膚を掻きむしることに対しては何も言わない
今日それがとてもありがたく感じた
小さい頃から
掻いているところを親に見られると
「だめ!」
と言われる
ただ心配をして言ってくれていることだったけれど
幼い私は無意識に
掻くことはダメ
掻く"自分"はダメ、悪い子
"アトピーの自分"=ダメな人間=醜い=価値がないと自己否定に結びついていた
その後の思春期の容姿の劣等感にも繋がっていると思う
全てにおいて人より劣っているからせめて痩せていなきゃと
(摂食障害になり結果太る)
喜びや心地よさではなく
そういう自己否定を動機にして行動してしまう癖が残っていたことに気付かされた
痒みって軽く見られがちだけど、
本当に吐き気と同じでコントロール効かないものなのに、
それをコントロールできないことを責められた時の悲しみったら計り知れない
でも自分が悪いから仕方ないと
悲しみも怒りも抑制する
私も自分の痒みには耐えられても
息子の痒そうなのには本当に自分以上にしんどくて、両親も同様だったのだと思う
だから両親が悪とかでは無い
ただの愛である
そしてきちんと掘り下げていくと
当たり前に自分の存在価値を否定しているわけではないということ
大抵は幼少期に自分の作り出された思い込みの中で長年生きている
思い込みだから、気づいてあげれば自分で変えられる
皮膚がどんな状態であろうと
容姿がどんなであろうと
自分の存在価値とは無関係である
容姿に関わらず
勉強が出来なかろうと
仕事が出来なかろうと
子育てがうまく出来なかろうと
あらゆる優劣と無関係のところに価値がある
そういう勝ち負けの関係ない世界で
自分も他人も肯定して生きていく
痒みよありがとう👐