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もしかして今はすごく幸せで、理想はもっと高いんじゃないか

キャリアアドバイザーのお仕事をしている高校時代の友達に、相談に乗ってほしいと頼んだ。のぞみの相談ならいつでも聞くよと言ってくれていたので断られる気はしていなかったけれど、わたしのなかでは「仕事にしていることを友達に提供する」ということにハードルを感じるひともいることがわかっているから相当勇気を出してLINEした。二つ返事でOKを出してくれたことに安心して、同時にちょっと申し訳なくて、でもやっぱりずっと友達でいてくれてありがとうと思った。

18時半まで東京駅で仕事とのことで、18:45にお店を予約してくれた。生ビールで乾杯して、わたしの食べたいものを全部選ばせてくれて、うんうんと話を聞いてくれて、最近こんなことを考えていて〜と向こうの話も聞いて、それだけ。それだけで2時間だった。あまりにもあっという間で、お店を出た時間に他のお店で楽しそうに飲んでいるひとたちが羨ましかった。今からもう二軒ぐらい行ってもいいのにね〜と思う、ひさしぶりの感覚。

「もうちょっと困ったらまた相談して」と言われたのがすべてだった気がした。そうか〜、今のわたし、困ってなかったんだ。友達から見たわたしは、困っていなかったらしい。わたしはこんなに困っている気持ちだったけど、話せば話すほど今の生活に落ち着いていて、変化を求めていないように感じた。それが不思議で、この気持ちにうまく名前がつけられない。このままこつこつがんばっていたら、わたしの求めるものは手に入れられるんだろうか。

もしこれから結婚してこどもが産まれるとしたら、産休や育休のために今のうちに正社員として働き始めておいたほうがいいんじゃないかと思っていた。そのために、もし正社員になるとしたらわたしのできることはどんな分野で活かせるのかを聞いてみたかった。けど、「HR系じゃないかな」のひとことでそれは終わって、「そうだよね」でわたしも終わった。未経験だから500万ぐらいのスタートになると思うけど、2年ぐらい働いて転職したらいいんじゃないかと言われた。その通りだと思った。期待以上でも以下でもないその淡々とした答えと、のぞみが欲しいのはそういうことばじゃないんでしょという雰囲気があった。それがなんなのかを考えるのはわたしの宿題なんだと思う。

このサイトで求人見てみたらいいよ〜とか、こういう知り合いも紹介できるから興味あったら繋ぐよ〜とか、いろいろ教えてくれて乗り場の分かれるところでバイバイした。人生、そんなに不安になることないかぁ、そんな感じがしてふわふわしながら電車に乗った。日本酒をガブガブ飲んだわりには頭が冴えている。まだまだやれるんじゃないか、まだまだできることがあるんじゃないか、本当の理想はもっと高いんじゃないんか、ちいさくまとまりすぎてないか、そんな気持ちがむくむく。

ゆっくり時間をとって考えてみる。やっぱり持つべきものは友。ありがとう。

地元が恋しくてお刺身を頼む友達
どうしてもポテサラを頼んでしまう
天ぷらに抹茶塩がついていると心のなかでガッツポーズ

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のぞみのなかみ
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