
私の至福のスイーツ
お酒とそれに合うおつまみが大好きで、いわゆるスイーツと呼ばれる物を能動的に食べなくなりました。
子供の頃を思い返せば甘い物なら何だってご馳走だった‥自分の指だって砂糖さえ塗せばズッと舐めていられたものです。
そんな私も大人になって、お酒の楽しさを知りおつまみの旨さに出会ったことが、スイーツと呼ばれる物を口にしなくなった大きな要因なのかも知れません。
とはいえ甘いものが嫌いな訳じゃなく、目の前にあれば1つ2つ食べてみて
「最近のお菓子って美味いな」
なんて感じたりも。
そんな私ですが、見かけたら必ず買うスイーツが1つだけあります。
それは
「セブン-イレブンのかりんとう饅頭」
です。
いつ頃だったか忘れましたが、親戚の集まりで食事をした際、持ち寄ったお菓子やおつまみの中にそれはありました。
私はそれには目もくれず、他のおつまみを肴にお酒を呑み、くだらない話をしてはお酒を呑み、楽しい夜は更けていき‥
‥うたた寝から目が覚め、乾いた喉を潤してから
「小腹が減ったなぁ、なんか無いかな?」
と、テーブルの上に散らかっている物の中に小腹を満たす物はないか物色してみるとおつまみの類いは無く、それだけが残されていました。
何も食べないよりはマシかと、それを食べると‥
衝撃的な美味さ‥ではなく、なんか懐かしい甘さの餡を、黒糖の香り豊かな生地が包み、表面はカラメルのような風味で鼈甲飴のような食感も楽しく、この饅頭のファンになりました。
それ以来、セブン-イレブンに立ち寄ったら買うのですが、売り切れている事が多く、意外に有り付けないでいます。
その希少性もあり、私にとっては至福のスイーツです。