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3日坊主脱却!メンタル・コントラストの話

前の記事で、目標を具体的にするという話をしましたが今日のブログはその続きとなります。⇩前の記事はコチラ。

目標設定をするときに大事なのがメンタル・コントラストです。メンタル・コントラストとは心理的対比です。ポジティブな思考とネガティヴな思考を組み合わせることを意味しますが、目標設定でも対比を考えることで、自分の行動を継続させやすくできます。そして目標達成の力が強まります。

目標を達成するには

「目標達成のために何をすべきか」

「目標達成への障害になるものは何か」

この2つを明確にすることが大事です。

できることとできないこと、ポジティブとネガティヴを考えることで、目標達成に向けての取り組みが変わってきます。

例えば、次のシーズンでヒットを10本打つために、毎朝、素振りを100回すると決めたとしましょう。『素振り100回振る』という目標はポジティブなことです。一方で、『素振りがめんどくさくなる』というのがネガティヴなことです。

これらを事前に考えておくのです。

『自分がめんどくさくなる瞬間はなにか?』
『素振りをするときに、障害となるものはなにか?テレビ?スマホ?兄弟の邪魔が入る?』

などといった、現実にあり得ることを事前に考えておくのです。

僕の場合、目標が続かなかったことにテレビの存在がありました。小学生のころからプロ野球中継を観ていたのですが、『この回終わったら素振りする!』と言いながら、次の回、次の回と観続けてしまい、最終的には外に出ることが面倒になり、素振りをしなかったというのがよくありました。

夜のアニメでもそうです。当時名探偵コナンが流行っていました。僕は『コナンを観たら素振りをするぞ!』と決めていたのですが、その次の『世界まる見え』という番組が面白くて、また1時間それを観ちゃう。結局、風呂に入る時間になり、素振りができなかった。みたいなこともありました。

これをネガティブ・コントラストの点で考えてみると、『素振りをする』がポジティブなこと、『テレビを観てしまう』がネガティヴなこと。僕にとってはテレビは障壁だったのです。

子どもによくあることですが、目標を決めた時、最初はめちゃくちゃがんばります。やる気が高まっているので「よーし、やるぞ!」って勢いが良いのですが、しばらく時間が経つと、そのやる気が燃え尽きてしまい、決めた目標が続かなかったり、一度やめてしまうと、そのまま再スタートが切れなかったり。

そして、せっかく目標を決めたのに続かなかった、僕はだめなんだ、3日坊主男なんだ…と自己嫌悪になり、自信をなくすなんてことも。

僕も、当時を振り返ると、続かない自分に嫌気がさしていました。「ただ目標を決めただけ」の状態だったなと、いま改めて思います。


目標を決める時に、大事なのは、目標を決めることと同等に、自分自身に立ちはだかる壁を考えること。テレビやスマホ、ゲーム、友達の誘いなど。それらの壁に出会った時にどうするか、ということを考えておかないと、決めた目標はどこかへ消え去ります。

人間誰しも、楽をしたいんです。楽をしたいからこそ、自分に厳しくするのです。そのために目標を決めるのです。目標を決めるのは自分ができないことに立ち向かうため!

1日8時間テレビ見るぞ!って目標、立てないですよね。
だって、そんな目標、簡単にクリアできるから。

目標設定は成長するためにあるので、厳しくて当然なのです。目の前の楽なテレビ・ゲームにどう立ち向かうか、それらを乗り越えて成長してくのです。でもただ乗り越えろ!と言ってもなかなか行動できないので、それらの壁が立ちはだかった時のことを考えておくのです。

テレビを消す、テレビのコンセントを抜いておく、テレビチャンネルを封印する、スマホを親に渡すなど。

自分に厳しくできるかどうかで、成長するか、しないかが決まって来るのです。

野球が上手になりたいなら、練習に時間を割くのは当然のこと。昨日の自分よりも強くなりたいなら、練習するのは当たり前のことです。その当たり前を邪魔して来る奴らに、どう立ち向かうか、それを決めるのが、メンタルコントラストなのです。

「毎日、素振りを100回する」

と決めた子に、

「雨が降ってきてできなかったどうする?」
「朝、起きるのが辛くてできなかったらどうする?」
「テレビやスマホの誘惑に負けてしまったらどうする?」など

考えさせるのです。そして壁が立ちはだかった時の対応策を考えさせるのです。

「雨が降ってきてできなかった」→『家でエアー素振りをする』
「朝、起きるのが辛くてできなかった」→『学校の休み時間にエアーでスイングをする』
「テレビを見てしまう」→『そもそもテレビを部屋から無くす』
「スマホをつい触ってしまう」→『親に渡しておき、自分が絶対にさわれない状況にしておく』

など、子どもなりの答えを出すように、導くのです。

自分に壁が立ちはだかったときどうするか?これを考えておくことで、つい習慣が途絶えてしまっても、保険があるので、その行動に移せます。そうするとたとえ、毎日続いていたルーティーンが崩れてしまっても、プランBが発動するので、また自分のルーティーンに戻ってこれるのです。これが、3日坊主脱却のひとつの方法です。

すぐに、易きに流れるのが、私たち人間。決めた目標が続かない自分を喰い止めるのが、計画を立てること。そしてさらに障壁を考えておくこと。

プロを目指す野球少年にも、ほんのちょっとした障壁があると思います。

毎日素振りする予定だったのに、「宿題が思ったより多く出た」とか「兄弟に邪魔された」とか「素振りをする時間にゲームをしてしまった」とか「親や先生に怒られてやる気がなくなった」

などなど。

これからもたくさんの壁に出会うでしょう。

そのときにいちいち習慣が途絶えてしまっていては、成長できないでしょう。今回紹介したメンタル・コントラストを考えておくだけで人間の習慣は続きます。当たり前のことを続けること、それが目標達成までの確実な道筋だと思いますので、みなさんもぜひ、このメンタル・コントラストを試してもらえたらなと思います。

▼今日のオススメ(参考文献)

やり抜く人の9つの習慣 コロンビア大学の成功の科学 Kindle版
ハイディ・グラント・ハルバーソン (著),

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指導・コーチング・教育系の発信をしています💪

【指導理念】
子供達が自ら進んで練習したり、努力したりすること、自ら考えてプレーすることを
コーチングできる監督・コーチでありたいと考えています。

いまは試合ではノーサインでやっており、自分で盗塁をしかけたり、エンドランを自分たちでやってみたりすることを
目標にしています。ただ単にノーサインでやるのではなくて、イニング・点差・カウント別、相手の癖を考えて
どこで仕掛けるべきかなども座学でやったうえで試合に臨んでいます。

【プロフィール】
野﨑 将司(のざきしょうじ)
京都府出身

【野球歴】
京都田辺硬式野球部-西城陽高校-早稲田大学−ドジャースインターン-アリゾナウインターリーグ-堺ビッグボーイズ(コーチ)
-嵯峨野高校(野球部コーチ)-久御山高校(野球部コーチ)-慶友ポニー(監督)

中学・大学では全国大会出場し、
両方とも決勝まで進んだ。

大学時代は3塁コーチを務め、そのときに難しさを経験し、
3塁コーチで試合が決まると感じた。


▼Profile

I am Shoji Nozaki who is a baseball coach for junior high kids.
This channel is for education and coaching.

I have experience to teach for elementary kids of 400 people of elementary kids, 200 people of junior high kids and also 1,000 people of high school students.

I also have a lot of experiences to coach for baseball kids. 150 people of junior high kids, 100 people of high school students, 150 people of college students.


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