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短歌人2022年7月号月詠5首 その他の掲載歌
旅客機の尾翼についたカメラにて右翼に描かれた日の丸を知る
南阿蘇牧水夫妻の歌碑の立つホテルの人も歌碑を知らない
七味唐辛子の筒をとんとんと叩けば炭火地鶏は紅く
着陸の揺れが覚ました妻の夢スマホで調べる電車の時間
降機後に「戻れません」と記されたゲートを抜けて食べるまぜそば
選歌を受けた以上の5首が「短歌人」7月号の会員2欄(P91.92)に載っています。
~会員欄以外での掲載歌~
<5月号作品月評 会員2 菊池孝彦選>
戦争が始まったのに三分の遅れで謝る電車は走る
この歌に評をいただきました。
<Selection 5月号 会員2 越田慶子選>
掛け違えたコートのボタンはそのままにランウェイ歩けば正しく見える
この歌を選んでいただきました。
<七月の題詠(中華料理を詠む) 生沼義朗選>
ニチレイの冷やし中華を温めて冷やし中華の冷たさで食う
この歌を[地(2番目)]に選んでいただきました。
また、7月号は結社内の新人賞<高瀬賞>と<評論・エッセイ賞>の発表号です。
読み応えマックスなので、ぜひスポット購入を!
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