「短歌人」2022年9月号 月詠5首
拝み屋さんがこれから来ると呟いて祖母は卓上の爪切りをしまう
終わらない閉店セールの靴屋にて買った革靴潰れてもなお
半年に一度外れる顎の処置は十秒七千五百円也
再開発予想図の中タワマンは生まれ故郷の町を見下ろす
政党のうちわで扇ぐ 信号が青になるまでひたすら扇ぐ
選歌を受けた以上の5首が「短歌人」9月号の会員2欄(P66)に載っています。
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拝み屋さんがこれから来ると呟いて祖母は卓上の爪切りをしまう
終わらない閉店セールの靴屋にて買った革靴潰れてもなお
半年に一度外れる顎の処置は十秒七千五百円也
再開発予想図の中タワマンは生まれ故郷の町を見下ろす
政党のうちわで扇ぐ 信号が青になるまでひたすら扇ぐ
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