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マネーロンダリングを疑われて・・・

この一ヶ月間、絶不調に陥ってた。

コロナが発生した2020年以降は本業がストップしているから、万事好調とは言いがたい。

けれど僕にはネットでの副業収入があった。だから生き延びていられた。

しかし、ここへきてそこに問題が生じた。

副業収入を貯めていた口座がいきなりロックされてしまったのだ。

口座があるのはヨーロッパで、マネーロンダリングを疑われるというややこしい状況。

9月に発生したその問題がどうやっても解決せず、次第に、気分的に追い詰められていた。


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副業収入はヨーロッパの金融機関に入金され、海外送金で引き出していた。もちろんやましい事は何もない。

ある日、いつものように引き出そうとしたら、突然、口座をロックされた。。


過去にも、引き出しを却下されることが何度かあった。

けれど、いずれもなんらかの手違いなどが原因で、問題は解決してきた。

今回もその類と高を括っていたら、何だか様相が違う。何回かのやりとりでマネーロンダリングを疑われてることがわかった。

サポートから、パスポートやら住所証明やら色々な書類を要求された。

身分証明書類は過去にも出している。何をいまさらと思ったが、指示に従うしかない。

ところが最後に問題が生じた。
口座内のお金の「収入源」を証明しろ(書類を出せ)と言う。

しかし、その口座は何年も保有しているし
口座内のお金は長年かけて貯めたものだ。

振込元だって、同じ金融機関の顧客そんなの過去記録を見ればわかるだろう、と反論したが、向こうの要求は変わらなかった。

仕方がないので、ウェブ上で入手できる収入記録をPDFに変換して、提出した。

ところがその書類も突っぱねられた。

「正式な書類として認めらません。オリジナルを出してください。」

しかしオリジナルの書類なんてものは存在しない。

だから出しようがない。

何度もそれを説明したが、サポートの対応が異常に悪い。

自分のお金なのに引き出せないなんて、意味がわからない。

沸いてくる怒りが止められなかった。


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ヨーロッパの金融機関なのでやりとりは英語だ。

状況を正確に表現して説得力あるメールを英文で書こうと思うと、それなりにエネルギーがかかる。

かなり気合を入れて、英文を書き上げて送る。しかし、15分後には「オリジナルの書類を出してください。」というそっけない返信が届く。

別の手を考える。他の解決策や要望をしたため、何時間もかけてメールを書く。しかしまた15分後に、「オリジナルの書類を出してください。」が届く。

納得いかないので、だったら、、と質問状を作って出す。しかしすぐに届く返信にまた絶望する。

質問に対する答えはほとんどない。ちゃんと読んでんのか?

サポートはほどんとテンプレートなアンサーを返してくるだけ。何を書いても会話にならなかった。

回答者は匿名で、毎回、誰なのか、過去の履歴をしっかり読んでるのかもわからない。聞いてることを返さないし。

そんなやりとりが何十回と続いた。

あまりに話にならないのでマネージャーを要求したが、マネージャーとの直のやりとりはさせてもらえない。電話もないので直接交渉もできない。

次第に、何を出しても負け戦だとわかってきた。別の書類を用意しない限りは。。

けれど書類はない。手は尽くしたが駄目だった。何とか入手した他の画像証拠も、スクショだから駄目だとつっぱねられた。

どーすりゃいいんだ。


・・


サポートは24時間体制で、やたら返信が早い。

何か出すと、速攻で腹立たしいテンプレ返事が届く。それがわかっているから、だんだんメールを出すのが苦痛になってきた。

朝メールを送れば、朝から気分が悪い1日になる。
夕方に送れば夕食がまずくなり、夜送ればイライラして眠れなくなる。

しかし戦いをやめたらロックされたままだ。返信しないで先延ばしにすればしたで、どんどん気が重くなる。

不毛なやりとりが何十回と続くうちに、怒りやイラ立ちや不安で、ほとほと疲れてしまった。

口座に貯めていた貯金はサラリーマン時代の年収より大きい。

これで今後の収入も絶たれることになったら、、さすがにやばいじゃないか。


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「FATF」という言葉を聞いたのはちょうど今年だったと思う。

FATF = Financial Action Task Force

マネーロンダリングやテロへの資金供給を防ぐための国際団体で、この団体の活動により、世界中の銀行で海外送金の締め付けが近年ますます厳しくなっている、という話だった。

海外に住む身として気になってはいたけど、まさか自分のお金が引き出しすらできないほどまでハマるなんて、想像もしていなかった。

もっと早く下ろしときゃ良かった。。

と思っても後の祭りだ。


銀行側も、チェックを強化する必要があるから、「自分のお金なのにおろせないなんてふざけんな!」と怒らずに、従うのが一番の策らしい。

そりゃー情報としてはわかるよ。けど実際にこんな対応を受けたら腹が立ってしょうがない。いくらなんでもサポートが酷すぎる。

引き出せない場合、税金の問題はどうなるんだろう、なんて別の問題も出てきて、その辺はいま会計士と話をしている。


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それにしても、この程度のことで、こんなに気持ちが振り回されるとは自分でも驚きだった。

自分は未だにこんなに弱かったのか。。。と。

いろいろなことに対する気力ががくんと落ちた。やっと復活したけど。


ここまで不調に落ちるのはなぜなんだろう。。

って、この1か月ずっと考えていた。

一番大きいのは、怒りなのか、不安なのか、自分への無力感なのか。


起きた問題から何かを学ばない限り、その問題は解決しない、という話を聞いたことがある。


ある日、ふと思う瞬間があった。

「あぁ、この戦い方(考え方)をしてたから駄目だったんだ・・」って。

それは単なる自分の心もちだけの変化だったように思うけど、その何かに気づいた瞬間、少し心が軽くなったのを感じた。

すると、その時を境に、なぜか、相手側の対応に少し変化が現れた。

。。

ひとつは、僕は怒った気分で返信するのをやめた。相手の返信にイラついたら、1日2日置いて、冷静になってからメールを書いた。

でさらに「怒りはない」と自分が思える瞬間が来るまで待ってから、送信ボタンを押すことにした。そうすると何かが変わった。

もちろん、これまでも怒り丸出しの文章は避けてきた。

けれど、僕のイライラは、きっと何かしらの形でメールに乗っかって、相手に届いていたんじゃないかと思う。


問題はいまだ続いているけど、少し心持ちは変わった。

この1か月で、気づくことは他にもいくつかあった。

もう十分な学びはあったから、いいかげん解決してくれないだろうか。


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いや、もしかしたら根本の問題はもっと深いところにあるのかもしれない。

もしかして、もう副業はやめろっていうメッセージなのか?

もっと本気で本業(あるいは新しい仕事)に取り組みなさい。

次のステージに行きなさい。

・・・という神様からの。


だとしたら、なかなかの試練だ。

神様、、その代償はでかすぎやしないですか・・・汗


しかし、もしこのまま問題解決しないとしたら、、それが答えなんじゃないか、という気もしはじめている。

僕はけっこう強い守護神に守られて生きてるんじゃないかという気がしている。もしも本当にどーしようもなくなった時は、、

「これだけの代償を払ったんだから次の報酬は大きいはずだ!」

って考えようと思う。

そう覚悟は決めた。


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なわけで、しばらく書けなかったnoteだが、ポツポツと再開していきたいと思っている。

覚悟を決めたと言いながら、なんとなると信じたい気持ちは変わらず、まだまだできる手は尽くしていくけど、

いずれにしろ、今後、この件で、僕の気分がどん底にまで落ち込む事は、もう無いはずだ。

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