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おっぱいから散弾銃

10代の頃からずっと、
自分の小さな胸をコンプレックスに感じていた。


「◯カップ」という胸の大きさを示す単位は

「バストとアンダーバストの差が何cmか」

で決まるらしい。

Aカップは10cm。


差が10cmもない私はたぶん、
「AAカップ」になるんだと思う。

Aカップのブラジャーを着けても、隙間ができてしまう。

というか、下着屋さんで自分のおっぱいにフィットする下着にほとんど出会ったことがない。(結果ほぼノーブラwww)

少しでも大きく見せようと「パット入りのブラ」で盛りまくろうとするとそれはそれで「寄せて上げすぎて、乳首がブラジャーからこんにちはしてしまう」という問題が発生してしまう。必要以上の盛りは厳禁だ。


中学生のころ。周りの女の子はどんどんおっぱいが膨らんで女らしい体つきになっていくのに、わたしのおっぱいは一向に膨らむ気配がない。

修学旅行で、クラスの女子みんなでお風呂に入った時。みんなのおっぱいが気になって、こっそりとチラ見しまくった。私以外の全員のおっぱいがすごく立派に見えて、私ほど胸がない人類はいないのかもしれない…( ꒪⌓꒪)と、途方にくれた。

風呂に入っている間中、なるべく猫背になって胸に肉を寄せ、必死に影をつけようとしていた。


それでも10代の頃は、
人より成長が遅いだけなのかも!!

と希望を持っていた。

しかし!!

20歳を過ぎてからも
全く大きくなる気配がない俺の胸!!

これはもう…
成長しきってこのサイズということか…と絶望した。

「胸を大きくする」ためのグッズを色々知って

『いい女になるためには、とにかく胸を大きくせねばならん!!』と

おっぱいマッサージをしたり、
筋トレで大胸筋を鍛えたり、
巨乳になれるサプリを飲んだり、
「背中やお腹のお肉を持ってきておっぱいにする」
という矯正下着も買った。

しかし、どれもこれも効果はなく
頑固なまでにAAカップにステイし続ける俺のおっぱい…!!

「コンプレックスを解消するにはもう、豊胸手術しかない!」と、毎日のように豊胸クリニックのサイトを見ていた時期もあった(2chの体験記に怖気付いて、結局手術はしなかったw)。


こんな調子で

胸が小さいことで
劣等感を感じまくり

20年以上、貧乳について真剣に悩んできた私だったけれど。


自分でもびっくりすることに


最近、おっぱいに関して、もうかなり心の底から


「大でも小でもどうでもえーやん!パイはただのパイじゃ!」


と思えるようになった。たぶん99%くらい。


(除菌ができるジョイのCMの
「全ての菌が除菌できるわけではありません」
というくだりでちょっと菌が残ってるスポンジの絵、
くらいはコンプレックスが残ってるかもしれない。
でもそれすらももうどうでもいい)


豊胸手術をしない限り
解消されることなんてないと思っていた
貧乳コンプレックスが

大きさを変えなくても、
まあ、このままでいいじゃん?と思えるようになった。


というわけで
(前置きなげえな!!)


体のコンプレックスで
ずっと悩んできたこと。

どうやってそれを解放したのか??

私の体験や考えをシェアしていくことで、男女問わず、外見にコンプレックスを持っている人にとって何か参考になることがあるかもしれないのう…

と思い、自分の中にあるものを
noteに書いてみよう、と思い立ちました。


持って生まれてきた自分の体の
一部が大きいか小さいかで
悩まなきゃいけないような、

そんな世界にファックだぜ!!!


って思いと


おっぱいが
小さくても大きくても

背が低くても高くても
痩せていても太っていても
老いも若きも
髪があってもなくても

どっちがいいとか
悪いじゃなくて

ただの「違い」
ただの「個性」

って思える

そんな世界になったら
めっちゃ生きやすくない!?!?!

という思いもあります。


そんないろんな思いがぐるぐるして外に飛び出て

「おっぱいから散弾銃」マガジンを初めてみました。

(あ、タイトルは、大好きな岡崎京子さんのマンガ「くちびるから散弾銃」から思いつきました。)

書きたい時に、マイペースな更新になると思いますが、どうぞよろしくお願いします!!ヾ(*´▽`*)

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