無人島で「原始人に戻る」ことを決意した長崎高校生のこれから【無人島インタビュー#3】
皆さんこんにちは!株式会社NOWMO インターン生の森本です!
株式会社NOWMOが運営をするNOWMO FUNDが提供する高校生向けホンモノ体験プログラム「エドクエ」第2弾である無人島クエストが実施されてはや1ヶ月が経ちました!
本マガジンではNOWMO FUNDが提供する「エドクエ」に過去参加した学生の「イケてる思考」を紐解いきます。
エドクエとは?
無人島クエスト、完!
2022/5/21-5/22に沖縄県南浮原島で実施された1泊2日の無人島クエスト。西は長崎から東は秋田まで、全国から6名の高校生が集結し無人島での生活を体験しました!今回の参加者の選考基準としては「自己変革熱望」枠・「自然体験熱狂」枠・「自由応募」枠の中からいかに熱量高くクエストに挑む気持ちがあるかどうか。そんな選考を進み、クエストへのチケットを獲得した高校生にインタビューをしていきます!
【無人島クエスト参加者事後インタビュー#3】橋本さんにインタビューしてみた!
-自己紹介をお願いします!
長崎出身の橋本です。高校三年生です。高校では吹奏楽部と美術部に所属していました。SSH(スーパーサイエンスハイスクール)指定校の高校なので、学校ではいつも植物の研究をしています。今はネムノキと光の研究をしています。
-今回応募した枠とその理由を教えてください!
私は「自己変革」枠で応募しました!高校生活は中学時代と比較するとあまりうまくいっていなくて、周りの人とうまく話すことが苦手になってしまいました。そんな内気な自分を変えたくて、今回無人島クエストに応募しました。無人島で「真っ白な自分に戻る」ことで中学時代のエネルギッシュな自分に戻りたい!と思ったんです。
-興味深い研究をされているんですね!実際無人島で「真っ白な自分」に戻ることはできたと思いますか?
すごく思います!自分で考える力や意思決定力の大切さについて考えるきっかけになりました。受験生ということもあり、人生の分岐点に立たされているようで、社会の常識にモヤモヤすることがとても多かったです。そのもやもやが晴れて、今後のビジョンが見えた気がします。
-具体的にどのようなモヤモヤがあったのでしょうか?
「いい大学に入って、いい就職先に入る。そのために受験勉強を頑張る。」という当たり前とされるレール構造や、学校のルールなどに疑問を感じていました。無人島では、食料調達から火起こし、寝床の準備など自分たちが「生きるため」に「何をするべきか」「どんな準備が必要か」を思考して決断しなければいけないタイミングがたくさんありました。チームのメンバーに時には助けを求めながら、少しずつ準備を進めて行けたことから人に相談して人生を考えていくことも重要かなと思うようになりました!
-素敵な心情の変化ですね!「自立することは依存できる先を増やすこと」という言葉を思い出しました!クエスト後に決意したことなどはありましたか?
はい!行きたい大学を決めることができました!これまでは助けを人にあまり求めないタイプで先生にも進路の相談をできなかったのですが、初めて自分のモヤモヤを先生にぶつけることができました。無人島クエストを通して、人に頼ること、話がまとまっていなくても勇気を出して声に出してみることの重要性を学ぶことができました。
-人に頼ることってシンプルに聞こえて意外と難しいことだなと感じます。大学受験心から応援しております!最後にクエストを一言で表すとどんな言葉が出てきますか?
「原始人になれる経験」です。一回固定概念から抜けることで、新しい価値観や発想が生まれてくるなと感じます。「受験のために勉強する」のではなく「学問そのまま好きだから勉強する」「楽しいからやる」など、常に常識に懐疑的になりながら自分の全うしたい道を進んでいきたいと思います。
-橋本さん、ありがとうございました!応援しております!
インタビュー後記
橋本さんは自分の興味分野に対するエネルギーがとても熱くて、お話を聞いているとこちらも興味を持ってしまうほどに「愛」の発信が上手な方だなと感じます。「一度原始人に戻ってみる」ことは自分の人生に自信を持つために必要不可欠なことだなと思いました。自分の人生にきちんと責任を持つ覚悟をされていてかっこいいです。今後も応援しております!
筆者: 森本梨花子(Morimoto Rikako)
千葉県出身。早稲田大学教育学部在学中。
ニュージーランドで高校時代を過ごし、大学入学とともに帰国。幼い頃から「障がい」「福祉」の概念が身近にあったことから、「福祉と暮らしを発酵させてゆく」をキーコンセプトにしたプロジェクトを行なっている。
Twitter: https://mobile.twitter.com/ringo_rikako