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オープンライブラリー <長電話>(いたさん)

のわっこブログNo.90

先週に書いた僕の投稿の終わりに、チラッとだけ写真を載せもしたのですが、のわのブックコンシェルジュである田中さんの提案でこのようなコーナー「オープンライブラリー」があります。

不定期で一冊オススメの本を紹介していきます。今回は40年前に発刊された坂本龍一と髙橋悠治著《長電話》をピックアップしています。今年坂本図書から新たに再販された一冊ですが、こちらは当時に本本堂から販売されたものです。こちらの版は絶版されて今では入手困難なようです。タイトルのとおり、1983年12月15~17日の間に4回した、音楽家である坂本龍一・髙橋悠治のお二方の電話での長話を文字起こししたものになります。

そして、この本をネタに個人的な電話のエピソードや本に記された印象的な一節などを吊るされている短冊に書けるように用意されています。短冊へのコメントを通して人のつながりが生まれるわけですね~。

まだ冒頭部分だけですが、僕も読んでみて短冊を書きました。

こちらの短冊にも書きましたが、この本に書かれている年代というのはまだ僕が生まれていない時代になります。ですから当時の電話文化のことを想像しながら読みました。対面・非対面コミュニケーションのあり方について今と異なることもあれば変わらないこともあるのでしょうね。
そして最初こそこの本にするためという企画意図もあって電話でのコミュニケーションの話から始まりましたが、本文の外に書かれている補足にはイタズラ電話の犯罪性の立証についての情報が書かれていたり、しばらくしてからは音楽や表現に対する話になっていたりと、さすがのお二人のやりとりだなと感じました。10歳以上離れている二人がこの温度感で話していることがすごいものです。

気になった部分だけ読んで短冊に書くでもいいかと思うので、ぜひこの貴重な1冊を手に取ってみてご覧ください!


▼今回の投稿者について


いたさん(板倉匡利(まさとし))

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