「生を感じずにいられない」〜植物のリストラ〜
つたが
上へ上へ
下へ下へ
空気の中へ
伸びていく
葉も手の形に似ているが
足がついていて
壁を はう
生を感じずにいられない
それを 切る
草が 太陽に向かって
まっすぐ 伸びる
葉は 一枚一枚
重ならないように
ひらいている
生を感じずにいられない
それを ぬく
アスファルトの間から
草が はえる
なかなか ぬけない
生を感じずにいられない
それを ほじくる
しがみついてでも
生きているようになりたい
まっすぐ すくすく 伸びる芽を
大事にしたい
アスファルトの間から
咲く花のようになりたい
と思うのに
周囲との調和のために
ごめんなさい
ごめんなさい。詩に夢も憧れもありません。できる事をしよう。書き出すしかない。書き出す努力してる。結構苦しい。でも、一生書き出す覚悟はできた。最期までお付き合いいただけますか?