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コーヒーの自家焙煎を始めるまで。

はじめまして!
novnov@鍋振る珈琲屋と申します。
ノブノブと読みます。みんなからは『ノブさん』などと呼ばれています。
SNSではこの名前でやらせてもらってますので、もし気になる方がいらっしゃいましたら『#鍋振る珈琲屋』で検索して頂ければ見つかります(笑)

昔はインスタントコーヒーや缶コーヒーをたしなむ程度だった僕ですが、とあるコーヒースタンドで飲んだ『シェケラート』(エスプレッソと砂糖と氷をカクテルシェイカーで振ったドリンク)を、飲んでから本格的にコーヒーにハマり、何も分かってないクセに1週間後にはエスプレッソマシンとコーヒーミルをネットでポチるという暴挙に出た2021年3月。

カフェ・シェケラート
エスプレッソマシンとコーヒーミル、備品のセット

そこから『コーヒー沼』という底が見えぬ深い深い沼に潜り始めました。
そんな僕がコーヒーにハマってから自家焙煎を始めるまでの経緯を少しばかりお話してみたいと思います。

自家焙煎を始めたきっかけ。

それからというもの、行く先々のカフェでコーヒーを飲み漁っていたワケなんですが、とある1件のカフェに出会います。

そこは『自家焙煎コーヒーのカフェ』

古民家を改装した風情ある佇まいに、昔ながらの土間キッチンにならぶ小型焙煎機が数台。店主さん曰く「あ、うちコーヒーの焙煎教室もやってるんです。年間〇〇万円ほど掛かりますが材料費込みで、修了後は材料持ち込みで好きに焙煎してもらって構いません」とのこと。

『それはさぞ美味いコーヒーが飲めるんだろう』と期待して、そこでは初めて飲む『ケニア マサイAA』というコーヒーを頼んで待つことに。
白い湯気といい香りを漂わせながら運ばれてきたその液体に期待を膨らませつつ一口。

僕『?』

もう一口。

僕『・・・??』

・・・味が無い。

甘みも、苦みも、酸味も。
香りはするものの、おおよそコーヒーとしてあるべき味覚への情報が皆無に等しいほど感じられない。
もはやそれは『味のしない茶色く濁ったお湯』

凄まじい疑問と、残念な気持ちを抱えたままお会計を済ませて退店。
帰り際、ふと脳裏に蘇る店主さんの言葉『あ、うち焙煎教室もやってるんです…』

は?
『味のしない茶色く濁ったお湯』を客に飲ませるような店が?
結構な金額を取って、コーヒーの何を教えると言うんだ?
イライラ・・・
『だったら自分で焙煎した方が安くて美味いコーヒーがいつでも好きなだけ飲めるんじゃね???』

・・・はい(笑)
これがコーヒーの焙煎を始めるきっかけになった僕の中での『事件』です。
でも、これが無ければ焙煎をしなかった、もしくは始めてても、もっと後になってただろうなぁと。
今思えば感謝です(笑)

あとは凝り性な自分の性格です。
追求し始めればどこまでも。
周りの人が見ても明らかに「コイツやばいんじゃね?」と思えるくらいのスピードと変化でひたすら『片手鍋焙煎』の研究を重ね、2022年3月にネットショップを開設、豆の販売を始めるまでに至りました。

今後は自分なりの理論や考察をなるべく分かりやすく織り交ぜながら、自宅で手軽に出来る片手鍋焙煎やコーヒーのあれこれをお伝え出来ればと思っておりますので、よろしくお願い申し上げます。

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